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ミモザが街中にあふれる日

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    今日は3月8日。

    ここ秋田は、昨夜からの強風波浪注意報で、時折太陽が顔をのぞかせるものの
    春とは縁遠い気温です。
    毎年この日になると、ローマの街中にあふれていた黄色いミモザを思い出します。




    イタリアでは、直訳すると【女性の祭典】-festa della donna-と呼ばれるこの日は、
    世界中の女性のために捧げられた記念日です。
    女性の社会的、政治的、経済的地位の向上を願って始まった社会運動が元になっています。

    1909年には、アメリカでコリーン・ブラウン女史(Corinne Brown)を中心に
    女性の選挙権獲得などを旗印に大きなデモ行進が行われました。
    また第1次世界大戦末期の1917年3月8日には、
    サンクトペテルブルクで女性たちによる反戦集会が開かれ、
    後にこの日付が【女性の祭典】の日、として使われるようになったようです。

    1911年にニューヨークのある工場で起きた火災事故で、
    たくさんの女性工員が犠牲になったことへの追悼記念が始まり、と思っている人が
    イタリアでは多いようですが、劣悪な環境下で働く女性たちの地位の向上など
    より広く社会問題に根差した動きだったと言えます。

    ローマに住んでいた頃、この日は朝からミモザの花束が街中で見られる、
    まさに春色の日。
    どこか華やいだ気分が漂う大好きな日の一つでした。

    イタリアではこの日、大切な女性に男性がミモザの花束をプレゼントします。

    彼女へのプレゼントにとどまらず、
    息子からマンマへの、または夫から妻へのプレゼントまで
    男性が日ごろから大切に想う女性へ心を込めて明るい春色のブーケを贈るのです。

    日本で、ミモザケーキやミモザサラダを食べることはあっても
    本物のミモザを目にしたことがなかったので、
    初めて本物を見た時は、随分うれしかった記憶があります。



    ケーキやサラダ等を食べるたびに、
    「ミモザっていったいどんな花なんだろう」と思っていましたが、
    鮮やかなフワフワした黄色は想像以上の明るさでびっくりしました。
    ただ、思っていたよりずっと素朴な小さな花で、
    しかも木の枝に咲いているのも意外でした。

    ミモザは、フェスタ・デッラ・ドンナ【女性の祭典】のシンボルの花です。
    ちょうどこの時期に満開となる鮮やかな黄色の花は、
    春を告げると共に未来への明るい希望をイメージさせてくれます。
    ミモザの黄色がエネルギーとなって伝わってくるような気分にさせてもらえます。

    余談ですが、普段はカップルで食事を取るのが一般的なイタリアも、
    この日は『女子会」が盛んで、
    フェスタ・デッラ・ドンナの特別メニューやイベントもたくさんあるんですよ。

    日本でも、ミモザの日が定着すると楽しいですね。


     

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