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2019シチリア・マルタツアーレポート(4)眠れる貴婦人〜「国立考古学博物館」編

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    2019年5月21日(火)

    マルタ観光 午後

     

     

     

    聖ヨハネ聖堂の次に向かったのは『国立考古学博物館』

     

     

     

     

     

    宗教色から一変してお洒落な街歩き気分

     

     

     

     

     

     

    歩行者天国なのでのんびり歩けるリパブリック通り

     

     

     

     

     

    ヴァレッタのメインストリートであるリパブリック通り

     

    面して建つ博物館の建物は、

     

    かつての聖ヨハネ騎士団のプロヴァンス地方出身者の宿舎として

     

    16世紀に建造されたもの。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    ここでのお目当ては、

     

    マルタ・ゴゾ両島に30近く分散する巨石神殿からの発掘品の数々だ。

     

     

     

     

     

    意外と知られていないが、

     

    マルタには世界遺産が3つ*あり、

     

    いずれも1980年にそろって登録されている。

     

    *.凜.譽奪浸坡后´巨石神殿(1992年に追加登録) ハル・サフリエニ地下墳墓

     

     

     

     

     

    因みに世界遺産登録数世界一を誇るイタリアで

     

    この同じ年に登録されたのが

     

    『ローマ歴史地区』と

     

    『レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」があるS.マリア・デッレ・グラツィエ教会と

     

     ドメニコ会修道院』

     

    の2つ。

     

     

     

     

    その前年1979年にイタリア最初の世界遺産となった

     

    北イタリアの『ヴァル・カモニカの岩絵群』と併せても

     

    1980年当時のイタリアの世界遺産登録数が3つだったことを考えると、

     

    マルタで同じ1980年に

     

    一挙に3か所が世界遺産に登録されたことが

     

    いかにすごいことだったのかよくわかる。

     

     

     

     

     

    それくらい、

     

    これらの巨石神殿はユニークで貴重な遺跡というわけだ。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    タルシーン神殿(紀元前3000~2500年前)の祭壇に施された見事な渦巻き模様のレリーフ

     

     

     

     

     

     

     

     

    タルシーン神殿から発見された上半身のみの巨大な女性像は愛嬌たっぷり!
    名付けて『スカートのFat Lady』!

     

     

     

     

     

    いくつかの神殿から、

     

    ふくよかな女性像がたくさん出土している。

     

     

     

     

     

     

     

    巨大な腰のカーブとちょこっと見える小さな手のアンバランスがユーモラス!

     

     

     

     

     

     

     

    古代のマルタでは、

     

    豊かな肉付きの女性像が女神として崇拝されていたらしい。

     

    ふくよかさ=豊かさ=崇拝の対象

     

    ということなのだろう。

     

     

     

     

     

     

     

    ただどっしりと座っているだけで守られている気分になる

     

     

     

     

     

     

    マルタの女神たちは

     

    ユーモラスで明るく親近感たっぷりだ!

     

     

     

     

     

    それでいて、

     

    このどっしりとした重量感は

     

    見ている側を安心させてくれる

     

    不思議な魅力に満ちているのだ。

     

     

     

     

     

     

     

    博物館の顔、『マルタのヴィーナス』はハジャーイム神殿から出土した

     

     

     

     

     

     

    『マルタのヴィーナス』が発見されたのは、

     

    ハジャーイム神殿(Hagar Qim Temple)。

     

    紀元前2800年頃の神殿と推定されている。

     

     

    ということは、今からざっと5000年近くも昔。

     

    これはなんと、

     

    エジプト最古のピラミッドよりも古いことになる!

     

     

     

     

     

     

     

    ハジャーイム神殿建設想像図。高さ5,2mの石柱も幅6mほどの一枚岩もすべて人力のなせる業。

     

     

     

     

     

     

    海を臨む草原に建つムナイドラ神殿(Mnajdra Temple-紀元前3000~2400)の模型

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    そして、今回

     

    私が一番みたかったのがこちら!

     

     

     

     

     

     

    『眠れる貴婦人』の名を持つ小さな小さなマルタの女神

     

     

     

     

     

     

    ハル・サフリエニ・ハイポジウム神殿(Hal Saflieni Hypogeum)は

     

    巨石神殿群とは別にマルタの3つの世界遺産の一つに数えられるもので、

     

    紀元前2500年ころに造られた。

     

     

     

    この神殿は、地下に造られた大変珍しいスタイルで、

     

    墳墓も兼ねている。

     

     

     

     

     

    そんなミステリアスな場所からみつかったのが、

     

    私の大好きな『眠れる貴婦人―Sleeping Lady』だ。

     

     

     

     

     

    12年前に初めてこの女神に出会ったときの新鮮な驚きは

     

    今でも忘れられない。

     

     

     

    手のひらにちょうど収まるくらい小さくて、

     

    思わず「かわいい!」と叫んでしまうほどなのに

     

    うでも

     

    腰も

     

    胸も

     

    全てがまあるくて、温かくて、

     

    フォルム全体から放たれる

     

    不思議なパワーに

     

    瞬く間に虜になってしまった。

     

     

     

     

    今回もマルタの女神に再会できて、本当に良かった!

     

     

     

     

     

     

     

     

     


    2019シチリア・マルタツアーレポート(3)マルタの半日・聖ヨハネ聖堂編

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      2019年5月21日(火)

      ツアー2日目  午後

       

       

       

      ようやくマルタに着いた!

       

      スケジュールから遅れること、実に25時間あまり。

       

      マルタは遠かった、を実感。

       

       

       

      ホテルの地の利が良すぎて(?!)バスでの乗り入れ禁止区域。

       

      空港からタクシーに分乗してホテルに向かう。

       

       

       

       

       

       

       

       

      空が晴れている、それだけで気分のがアップする!

       

       

       

      12年ぶりのマルタの空気。

       

      ちょっともやっ〜とした感じは昔と変わらなく、

       

      どこかエキゾチックな雰囲気を漂わせているせいか、

       

      早くも、これから始まる半日滞在への期待が高まってくる。

       

       

       

      まるで首都ヴァレッタに向かって誘導するかのような上空の雲!

       

       

       

      まずはホテルにチェックインして、

       

      待っていた日本人ガイドと共に厨房が閉まる前にと

       

      レストランまで散策。

       

       

      坂道の両側の建物がいい感じ!お姉さんも決まってます!

       

       

      街角のこちらの親子も様になってました!

       

       

       

      食事編は回を変えてまたゆっくりとご報告。

       

       

      もう動けないくらいお腹が一杯になったところで、

       

      まずはこの街を代表する教会、『聖ヨハネ大聖堂』へ向かった。

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

      やわらかい黄色味を帯びた聖ヨハネ聖堂は

       

      「マルタ・ストーン」と呼ばれる地元産の石灰岩で造られたもの。

       

       

      この国では、主だった教会や宮殿には

       

      必ずと言っていいほどこの石材が使われるので、

       

      街全体がはちみつ色をしている。

       

       

      そういえば、マルタを代表するおみやげの筆頭は「マルタハニー」。

       

      さしずめ、「ハニータウン」といったところか?!

       

       

       

       

       

      聖堂の横の広場でミニタクシー?が客待ちをしていた

       

       

       

       

       

      正面の白い垂れ幕の中央には「マルタ十字」が見える。

       

       

       

       

      聖堂正面から左手に回り込んだこちらが聖堂と付属美術館の入口。

       

      1時間待ちの行列になることもあると聞いていたが、

       

      遅れて着いたおかげ?で、ご覧の通り空き空き状態。

       

      ラッキー!!

       

       

       

       

       

       

      絢爛豪華な聖堂内部の主祭壇

       

       

       

      天井はマティア・プレーティによる聖ヨハネの生涯の18シーンで覆われている

       

       

       

       

       

       

      画像回転ツール 編集画像

       

       

       

       

       

       

      天井の豪華さに負けないくらいすごいのが、一面に広がる大理石で装飾された床。

       

      一つ一つが騎士たちの墓碑になっていて、

       

      その数なんと400あまり。

       

      各国の名門貴族出身にふさわしい

       

      手の込んだ絵模様やラテン語の墓碑銘が続く。

       

       

       

      身廊の両側には、

       

      騎士たちの出身国と同じ数の8つの礼拝堂が並んでいる。

       

      いずれも、天井まで隙間なく

       

      びっしりと華やかな金装飾で輝いていた。

       

       

       

       

      聖堂と内部で繋がっているのが、カラヴァッジョの傑作で人気の聖堂付属美術館

       

      1606年にローマで殺人を犯した後、ナポリを経て

       

      ここマルタまで逃げのびてきたカラヴァッジョが描いた作品が2つ残されている。

       

       

      カラヴァッジョのファンには見逃せない場所だ。

       

      イタリアの目と鼻の先とは言え、

       

      イタリアではない、小さな島でカラヴァッジョに出会えるのは、

       

      ちょっとワクワクする体験だ!

       

       

       

      薄暗い室内の最奥に置かれた作品「聖ヨハネの斬首」。彼の作品中、唯一自筆サインが残ることでも知られる。

       

       

       

       

      衝撃の場面なのになぜか静けさを感じる。2回目の今回の方が作品に親しみを覚えた。

       

       

       

      再び聖堂に戻り、今度は2階への階段を上ってみた。

       

       

       

      M.プレーティの天井画がすぐ近くにすごい迫力で迫ってくる。

       

      フレスコ画だとおもっていたら、あとで知ったのだが

       

      これは石灰岩に油絵の具で描いたものらしい。

       

      大胆な動きながら、

       

      全体が淡いベールで覆われているような、どこか抑えられた感じは

       

      先ほどの聖堂美術館で観たカラヴァッジョの絵に通じるものがある。

       

       

       

      近づくと等身大よりはるかに大きな人物サイズだ

       

       

       

       

      聖ヨハネ聖堂から始まったマルタの午後は

       

      ゆったりとした、心地よいひと時で、

       

      満たされた気分で一同聖堂を後にした。

       

       

       

       

       

       

      聖堂前の広場のカフェ

       

       

       

       

      それにしても、何という変化!

       

      12年前に一人で訪れたときから見ると、はるかに街全体がおしゃれになっている。

       

       

      まぎれもなく、ヨーロッパの観光都市の顔。

       

       

       

      今ではもう、

       

      あの頃の鄙びたヴァレッタの面影を探すのは難しいかも、

       

      と思ったら、ふと寂しい気持ちが込み上げた。

       

       

       

       

      街中を走る観光用列車にもビックリ!

       

       

       

       


      2019シチリア&マルタツアーレポート(2)「フランクフルト空港大混乱」

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        2019年5月21日(火) ツアー2日目 AM6:00~AM9:30

         

         

        ツアー初日を期せずしてフランクフルト空港で迎えた翌朝。

         

         

        ところが

         

        「これで大正解だった!」

         

        と思えるような出来事が、私たちを待ち受けていたのだ。

         

         

         

        9:20発のフライトまで時間は十分すぎるほどある。

         

        とりたててすることもないので

         

        かなり早いとは思ったが、

         

        6:20には

         

        「忘れられぬ一夜」となった

         

        まるで野戦病院さながらのairport bedroomがあるCターミナルを後にして

         

        一行はマルタ行きの便が出るAターミナルへと向かう。

         

         

         

         

        足の悪い方お二人には電動カーをリクエストして、ここで二手に分かれる

         

         

         

         

         

        ところが、前日からの「悪夢」はまだ終わってはいなかった。

         

         

         

        あろうことか、入国審査窓口が全く機能していないのだ!

         

        アフリカ方面と思われる国から到着した一人のヒョウ柄ジャケットの女性が

         

        恐らく入国上の問題であろう、

         

        ただでさえ二つしか開いていない窓口の一方で足止めされ、

         

        そのまま3,40分ほどピタリと動きがとまったまま。

         

        かといって、別に応援の入国審査官が駆けつけるわけでもなく、

         

        その間、列はもう最後尾がどこにあるのかもわからない程

         

        雪だるま式に伸び続けていく。

         

         

        「もしあの時間に出ていなかったら、搭乗時間に間に合わなかったかも…」

         

         

         

        冷や汗が出るような想定外の光景だった。

         

         

         

         

        ようやく全員が入国審査を通過するまで、1時間半近くかかったことになる。

         

        今度は出発ゲートがあるAターミナルの表示を探す。

         

         

         

        しかしまたしてもトラブル発生。

         

         

        理由はよくわからないのだが、通常の経路が、迂回、迂回と遠回りさせられて

         

        なかなかAターミナル方面に近づけないのだ。

         

        これはいよいよ、危ない状況になってきたかもしれない。

         

         

         

         

         

        歩きに歩いて、ようやくマルタ行きの便が出るA14番ゲートにたどり着いたのは

         

        なんと、搭乗時間ちょうどの8:50!

         

         

        さらに直前になってゲート変更のアナウンスがあったりして、

         

        ようやく飛行機に乗り込んだ時は、

         

        一同フラフラ状態。

         

        私はといえば、まるで終日観光した後のように、全身ぐったりだった。

         

         

         

        空港で朝を迎えたから、何とか間に合ったものの

         

        これで昨夜、隣町のホテルにでも泊まっていたら、

         

        ふたたび今夜もフランクフルト、

         

        などという、冗談では済まない事態になっていたかもしれない。

         

         

         

        轟音と共に加速度を増した飛行機が

         

        ふわぁ〜と離陸した瞬間、

         

        「これでやっとマルタ・シチリアツアーを始められる!」

         

        と安堵のため息をついた。

         

         

         

         

        今回も写真が少ないため、結局文字レポートになってしまいました。

         

        次回からはお約束の「写真日記風」レポートをお届けします!

         


        2019シチリア&マルタツアーレポート(1)とんだハプニング!

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          ブログを高橋マネージャーにすっかりお任せして

           

          サボりにサボっていたこの数か月。

           

           

          5月に催行した令和最初の企画『シチリア&マルタ夢紀行9日間』

           

          をまだアップしていなかったので

           

          (それを言うなら昨年の南イタリアも然り)

           

          さすがに大いに反省をしました。

           

           

          そして、先日の令和初の夏至を節目として

           

          今後は少しづつレポートを始めていくことにしました。

           

           

           

          今回からは、「写真日記風」という新しいパターンで

           

          お伝えすることにします。

           

           

          とはいうものの初回となる今回は写真が数枚しかないので

           

          目的地マルタに着く前のとんでもない一夜のおはなしを

           

          文字レポートでお届けします。

           

           

           

          名付けて『フランクフルトの乗り継ぎ難民』

           

           

           

          秋田空港から羽田について間もなく、

           

          携帯に旅行社の営業Oさんから着信あり。

           

           

          「土田さん、今日マルタに乗り継ぎできない話、もう知ってますか?」

           

          「えっ〜、今初めて知りました。なんですか、それ?」

           

           

           

          前日の悪天候でフランクフルト空港を2時間遅れて飛び立った影響で

           

          すべて2時間遅延のスケジュールになり、

           

          フランクフルトでの乗り継ぎ時間がちょうど2時間のため、

           

          本日便でのマルタへの乗り継ぎができない、ということらしい。

           

           

           

          「どうしよう、お客様にどうお伝えしよう…」

           

          悩む私のうしろから、

           

          電光掲示板を見ながら聞こえてくる会話。

           

           

           

          「あれ、2時間遅れの出発だって。」

           

          「ということは、乗り継ぎ無理だよね。」

           

          「ということは、フランクフルト泊だね。」

           

          「ラッキー!2か国滞在が、これで3か国滞在になる!」

           

          「じゃあ、今晩はドイツでフランクフルトソーセージとビールで宴会だ!」

           

           

          「‥…???!!!!」

           

           

           

          何というプラス思考集団!

           

           

          毎回、クリエイション・マキは良いお客様に恵まれてきたが、

           

          今回ほど善意に満ち溢れたお客様の存在をありがたく感じたことはない。

           

          みなさま、ありがとうございます!

           

          感謝!感謝!

           

           

           

          マルタへは、翌日の朝便に振り替えてもらい、

           

          あとはフランクフルトに着いてから

           

          ルフトハンザ航空のサービスカウンターで、ホテルを手配してもらうよう指示を受ける。

           

           

          いたるところにサービスカウンターがありますから(簡単です、といったニュアンスに聞こえた)

           

          との説明で

           

          まずは大船に乗った気持ちで、12時間弱のフライトに臨む。

           

           

           

          20:45 フランクフルト国際空港到着。

           

           

          「ルフトのサービスカウンター、サービスカウンター…」

           

          いたるところに・・・・・ない!

           

           

           

          カウンターはあるが、人がいない。

           

          進めど進めど、すべてクローズしているのだ。

           

          想定とかなり違う展開に焦りが募ってくる。

           

           

           

           

           

           

           

          しばらく広い空港内を歩きまわり、

           

          ようやく上階のわかりにくい場所にあるカウンターにたどり着いた時には、

           

          既に長蛇の列となっていて、

           

          入口で係員が相談内容に応じて整理券を配っている。

           

          「もう整理券もらってから2時間も待ってるんだけど」と抗議する若いカップル。

           

           

           

          これはどう考えても、尋常ではない!

           

           

           

          「ドイツの夜をビールで乾杯!」と盛り上がっていた半日前の羽田の光景が

           

          目の前の悪夢にかすれていく。

           

           

           

          22:50 ようやく順番が回ってきたが、

           

          航空会社が無償で手配できるフランクフルト市内のホテルは既にすべて満室とのこと。

           

          その他の無償ホテルが隣町に1つはあるものの

           

          それとて、どのくらい離れた隣町かは定かではない。

           

           

           

          この状況を皆さんにお伝えして協議した結果、

           

          フランクフルト空港で一夜を過ごす選択に決定。

           

           

           

          先ほどのサービスカウンターの親切な係員のおじさんによると

           

          「簡易ベットがある仮眠室」を空港内に設置しているらしい。

           

           

           

          疲れた体に重い足取りで、

           

          がらんとして人気のない広い空港を

           

          簡易ベットなるものを探して、再び放浪をはじめる。

           

           

           

          ようやくそれらしき場所にたどり着いたのは、日付も変わった深夜過ぎだった。

           

          もうかなりの数のベットが、いろいろな人種で埋まっている。

           

          これぞまさしく「空港乗り継ぎ難民」だ。

           

           

           

          たしかairport bedroomみたいな表示があったが、これはroomというよりただのスペース?

           

           

           

           

          寝具も何も無いけれど、ただ平らなところに体を横たえられる、

           

          たったそれだけのことがこんなにも嬉しいことだなんて

           

          今まで気づかなかったなぁと、ふと思う。

           

           

           

          ほどなく、空港職員がわれら難民用に

           

          毛布とペットボトルの水とチョコレートバーを配りにきた。

           

           

           

          ドイツってなんて人道的な対応が徹底している国なんだろう、と妙に感心しながら

           

          いつの間にか意識が遠のいていった・・・・

           

           

           

           

           

          と思いきや、ここで次なるハプニング勃発!

           

           

           

           

          なんと、お客様の一人が全財産が入ったカバンをトイレに置き忘れてきたらしい。

           

          すぐに気づいて引き返した時には、もうカバンは見当たらなかったとのこと。

           

          外国の空港で現金が入った財布やカバンを紛失したら、

           

          ほぼ100%出てこない。

           

           

           

          まずは空港内の警察に届け出をして、次にカードを止めなければいけない。

           

          さっそくお客様と二人で

           

          人気のない深夜のフランクフルト空港内の交番探しへと向かった。

           

           

          長くうす暗い廊下をさまようこと10分余り。

           

          ようやく探し当てたポリスステーションには

           

          二人の若い警官が詰めていた。

           

           

          拙い英語で事情を説明すると

           

          二人が一瞬顔を見合わせた。

           

           

          「それはピンクのカバンか?」

           

          「???・・・!!!」

           

           

          信じられない奇跡が待っていた!

           

           

          同じトイレに入ったフランス人女性がわざわざこの交番に届けてくれていたのだ。

           

          その後、音声翻訳機を介したほとんど意味不明の日本語の事情聴取を経て

           

          中身そっくりそのまま、カバンは無事お客様の手元に戻ってきた。

           

           

          「捨てる神あれば、拾う神あり!!」

           

           

          疲れた中、心配しながら待っていた他のメンバーも我がことのように喜んでくれた。

           

          これはもうファミリーそのものと言ってもいい強い絆のグループだ!

           

           

          クリエイション・マキの最大のセールスポイントは

           

          素敵なメンバーと旅行ができること、とこれまでも思っていたが、

           

          今日ほどそれを感じたことはなかった。

           

           

          ハプニングてんこ盛りのなが〜い初日が、

           

          まずは「有終の美」で終わったことに

           

          安堵し、

           

          感謝しながら

           

          いつしか深い眠りに落ちていった。

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           


          2017 北イタリアのプチバカンス9日間 ツアーの報告(6)ドロミテ山塊のパワー

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            2017年7月8日(土) 5日目 終日 ドロミテ周遊

             

             

             

            朝起きると一面晴れ渡った青空で

             

            ドロミテ周遊にはもってこいのお天気です。

             

             

            まずはホテルの庭で爽やかに朝食タイム!

             

             

             

             

             

                   緑があふれるオープンエアの朝食は格別です!

             

             

             

             

             

                   イタリアの朝食恒例のあま〜いパン、ケーキが並び目移りしてしまいます

             

             

             

             

             

                  カラフルな生野菜のサラダバーはイタリアでは珍しい?!

             

             

             

             

                  最後は季節のフルーツで。どれも味が濃くて美味しかった!

             

             

             

             

             

            本日は、ボルツァーノを起点に

             

            エガ谷➡カナツェイ➡セッラ峠➡カステルロット

             

            というドロミテ街道西側ルート約120Kmの終日周遊です。

             

             

             

             

              ホテルを出てから1時間ほどして最初に立ち寄ったのがカレッツァ湖(Lago di Carrezza)。

             

             

              湖を目前にしてドライバーのフランチェスコさんがなぜか反対方向の上り道にハンドルを切り、

             

              狭い道での方向転換にハラハラするというハプニングもありましたが、

             

              無事正常ルートに戻り、ほぼ予定時刻に駐車場到着。

             

             

             

             

            バスを降りると、そこはまさに森林浴の世界!

             

             

             

            朝の空気はすがすがしさを通り越して、むしろひんやりとした冷気を帯びています。

             

            長袖を羽織って針葉樹の木立を湖に向かって進みました。

             

             

             

             

                ほどなく目の前に 

             

                何度見ても心打たれる、神秘の湖カレッツァがその姿を現しました。

             

                明るいペパーミントグリーンが濃く、淡く湖面を覆い、


                一方で、浅瀬に射す光が湖底を透明に浮き上がらせます。

             

             

             

             

             

                 今回のお気に入りの1枚です!いつまでも見ていたい癒しの風景そのもの。

             

             

             

             

            前回は視界が悪くて見ることができなかったラテマール山

             

            目の粗いのこぎり刃のような雄姿にも2年ぶりに再会できました。

             

             

             

            「山が近い!」

             

            これが今回強烈に感じた印象です。

             

             

             

             

             

             

                  カレッツァ湖にて

             

             

             

             

             

               遊歩道をかるく散策したあとは、ほぼ全員がギフトショップへ。

             

             花や果物、フクロウや蝶々など、素朴ながら可愛い模様の生地で作られた

             

             チロル風の手提げバックや鍋敷き選びに夢中になりました。

             

             

             

             

             

             次に向かったのはカンピテッロ(Campitello di Fassa)のロープウエイ乗り場。

             

             

             

             

                 ロープウエイ駅の後方にそびえるサッソルンゴ山塊 この駅で標高は既に1440m

             

             

             

             

             過去2回はカナツェイからベルヴェデーレ展望台(標高2383m)に行きましたが、

             

             今回は新コースに挑み、コル・ロデッラ展望台(Col Rodella 標高2484m)に上ります

             

             これまでとちょうど道を挟んだ反対側になります。

             

             さてどんなパノラマが現われるのでしょうか?

             

             

             

             

             

             

                     大型のロープウエイは15分間隔で展望台と駅を往復しています

             

             

             

             

             

             

                 展望台駅に到着。

             

                 ロープウエイを降りて進んでいくと

             

                          これぞまさに圧巻!

             

                 目の前に360度の素晴らしいパノラマが広がっていました。

             

                 

             

             

             

             

             

               セッラ山塊〈Gruppo del Sella 3152m〉(左手)の直立絶壁と平らな頂上。右はベルヴェデーレ展望台付近。

             

             

             

             

             

             

             

                 セッラ山塊頂上付近(左)にはハングライダーの青い点が見える!まさに大自然を独り占め!

             

             

             

             

             

             

              サッソルンゴ山塊〈Sassolungo 3181m〉のすくっと延びるシルエットは美しいの一言に尽きる。

              それぞれの山にはユニークな名前が付けられていて面白い!右から2番目の山は「5本指」、同4番目は「歯」。

             

             

             

             

             

             

             

                  山頂のパノラマカフェでくつろぎタイム

             

             

             

             

             

             

             

                 山小屋のビビットな窓枠とT子氏のグレーのトップスが絶妙のコンビ!窓辺の花も入れてパチリ。

             

             

             

             

             

             

             

            ロープウエイに載せて運んだマウンテンバイクで一気に山をかけ下りる。冬はスキーヤーで賑わうゲレンデに変わる。

             

             

             

             

             

                  展望台付近の風は冷たいのですが、可憐な高山植物が咲いていました。

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

                  毎回立ち寄るカナツェイの家族経営レストランで昼ごはんを終え、

             

                午後のコースはセッラ峠(Passo Sella)から始まります。

             

             

             

             

                           料理の名前は憶えていないけど、おいしそうでした

             

             

             

             

             

             ここからは、東に続くドロミテ街道と別れ、北に向かって山塊を横断することになります。

             

             

             

             

             

                                 どこまでも続く勾配を楽しむ?!サイクリストたち。がんばれ〜!

             

             

             

             

             

             

                    バスはやがてセッラ峠の最高峰、2244mのパノラマ展望スポットに到着。

             

                  午前に行ったコル・ロデッラ展望台の裏側にあたりますが、

             

                  また違ったアングルから、山々が壮大な景色を見せてくれます。

             

             

             

             

             

             

                     雪をかぶるドロミテの最高峰マルモラーダ山(3343m)
             

                 

             

             

             

             

             

            右からサッソルンゴ(Sassolungo 3181m)・五本指山(Cinque Dita 2998m)・グローマン岳(Punta Grohmann 3126m)

             

             

             

             

             

                何があっても揺るがない永遠のシンボルのようなセッラ山塊の岩肌。

             

                そのパワーみなぎる雄姿を背景に、全員で記念撮影です。

             

             

             

             

             

             

             

             

             

              緑が広がる牧草地では、牛たちがのんびり草を食べる牧歌的風景。

             

              こんなところで暮らす牛のミルクはさぞかし美味しいんでしょうね。

             

             

             

             

             

             

             

             

             

                      

              

                    牧草地の緑と灰色の岩肌の間をカーブしながらのびる道路。ときおり対向車とすれ違う。

             

             

             


            すっかり山道が終わってほどなく保養地オルティセイに差し掛かりました。

             

            ここからは緑の草原を左右に見ながら、

             

            午後の散策地カステルロット(Castelrotto)へと進みます。

             

             

             

             

              前方にまるでネギ坊主のようなひときわ高い村の教会の尖塔が見えてきました。

             

             

             

             

             

                   どこかメルヘンの世界を思わせるカステルロット村の風景

             

             

             

             

               村に着いたのは午後3時を少し回った頃でしょうか。

             

             

             山の爽やかな空気がまるで嘘だったかのような、うだるような暑さと強烈な日差し。

             

               そのうえ午後の休憩タイムにぶつかったらしく、お店はほとんどクローズで人影もまばら。

             

             

             それでも、チロル地方の小さな古い村の雰囲気を短い滞在から感じることができました。

             

             

             

             

             

             

                  村のメインストリートに沿って並ぶ家々。高さも色合いも統一され、壁にはフレスコ画が描かれている   

             

             

                 

             

             

             

             

                 昔ながらの洋装店っぽいレトロなお店の斬新なディスプレイ!かわいい〜!

             

             

             

             

                  今日のドロミテ周遊最後の1枚は、シリアール山(Sciliar 2563m)のエレガントな姿です。

             

             

              

                                          

                                                

             

             

             

             時折、くすんだグレーの雲が広がったものの

             

             まずまずの空模様の下で過ごすことができた2017年のドロミテの1日。

             

             3回目ともなると「見慣れた景色だから・・・」と感動も薄らぐのでは?

             

             という危惧は老婆心そのものでした。

             

             

             

             

                  それどころか、山の名前を少しづつでも覚えることで親しみが湧き、

             

                  記憶の中のイメージを再び現実として再現するごとに

             

                  山々の放つ圧倒的なパワーが全身を駆け巡り、

             

                  心地よい浄化のエネルギーに満たされたまさに至福の一日でした。

             

             

             

             

                     このブログを読んだ方は、いつか必ず訪れてみてくださいね。

             

                       皆さんもきっと、ドロミテの魔法にかかってしまうことでしょう!

             

             

             

             

             

             

             お夕食はホテルのお庭で頂きました。

             

             

             

              

             

                 19:30でもこの明るさ。自称ノムリエのS氏によるミニ版「実用ワインセミナー」聴講中!

             

             

             

             

             

             

             

                    本日のメニュー)ケッパー入りツナソースのパスタ+サーモングリルのポテト添え+ベリー添えのムースとアイス

             

             

             

             

             

                食べ終わると同時に激しい雷雨!間一髪でびしょ濡れを免れました。

             

                長かった今日一日の疲れが洗い流されますように!

             

             

             

             

             

             

             

             



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