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シチリア・マルタツアーレポート(8) シラクサ考古学公園

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    2019年5月22日(水)

    シチリア最初の観光、シラクサの考古学公園

     

     

     

     

    8時30分、ほぼ定刻にフェリーはシチリアのポッツァッロ(Pozzallo)に入港。

     

     

     

    迎えのイタリア人アシスタントの女性とすぐにミートできた。

     

     

    専用バスに向かいながら、

     

    あらかじめ打合せをしていた、シラクサのイタリア人ガイドのジュゼッペに電話を入れてもらう。

     

     

     

    私がいつもイタリアで使う携帯電話は、

     

    フランクフルトで過ごした夜、

     

    どさくさに紛れて紛失していたことに

     

    昨夜のマルタのホテルで気づいた。

     

     

     

    今日からは小まめな連絡なしで過ごさなければいけない。

     

     

    ちょっぴり不安が残る・・・

     

     

     

     

    「えっ、そうなの?じゃあ、だれに連絡すればいいの?」

     

     

     

     

    思わずアシスタントの顔を覗き込む。

     

     

     

     

    「OK、じゃあこれから電話してみる」

     

     

     

     

    電話を切った彼女が言うには

     

    ジュゼッペさんは他の仕事を引き受けることになり、来られないとのこと。

     

    代わりのガイドを手配してるから、そちらに電話するように、と。

     

     

     

     

    えぇ〜、だって数か月前からメールでやり取りして

     

    確約取って、

     

    レストランまで手配してもらっているのに。

     

     

     

    やってくれるよ、イタリア人!

     

     

     

    最後の最後まで、何があるかわからない。

     

     

     

    すっかり日本式に戻っていた私の感覚が

     

    一瞬、

     

    十数年前のローマ在住時代に舞い戻る。

     

     

     

    今はとにかく、その別のガイドに連絡してもらって

     

    なんとか案内人を確保しないと・・・・

     

     

     

     

    ほどなく話がまとまったようで、

     

    彼女から、

     

    すべて確認取れて、新しいガイドがシラクサで待っている旨を聴かされる。

     

     

     

    ほっ。

     

    まずは一件落着。

     

     

     

     

    専用バスに乗り込み、いざシラクサに向けて出発!

     

     

     

     

     

    1時間ほどでシラクサの考古学公園前の観光バス発着所に到着した。

     

     

     

    はじめて会うガイドは、

     

    人物は違うが名前は同じ、ジュゼッペさん。

     

    イタリアでは比較的多い名前だ。

     

     

     

    今日はグループが多くて忙しい、忙しい、を連発しながら

     

    私たちを考古学公園地区に案内し始めた。

     

     

     

    最初に向かったのは、

     

    古代のシラクサが、

     

    ギリシャの数ある植民都市の中でも最強だったことの証ともいえる

     

    『ギリシア劇場』(Teatro Greco)

     

     

     

     

    ギリシア劇場全景(2016撮影)。夕方になるとイオニア海からの心地好い風が吹く高台の絶景劇場で
    観劇に酔いしれた古代シラクサ人たちのなんと優雅で贅沢なことか!

     

     

     

     

     

     

     

     

    陽気なガイドのジュゼッペ(中央)さんとギリシャ劇場を背景に

     

     

     

     

     

     

     

    驚くことに

     

    これは、石灰岩をくり抜いて造られたもので、

     

    いわば、全体が巨大な一枚岩のようになっている劇場なのだ。

     

    紀元前3世紀ごろには、ほぼ現在のような形で存在していたという。

     

     

     

    日本史に当てはめれば

     

    弥生時代に建設された観客収容数1万5000人の石造建築物、

     

    ということなるわけだ!

     

     

     

     

    歴史のスケールが違い過ぎて、クラクラしてしまう。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    公園というだけあって、あたりは一面緑で覆われている。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    緑の中を進むと、

     

    考古学公園で一番人気の「ディオニュシオスの耳(Orecchio di Dionisio)」がある。

     

     

     

     

     

     

     

    この地に放浪してきた画家カラヴァッジョが名づけの親。あまりの内部の混雑に早々に退散。

     

     

     

     

     

    これは、石切り場の採掘跡なのだが、それが耳の形になっていて

     

    高さ約20メートル、奥行きは65メートルもある。

     

     

     

     

    洞窟内部は素晴らしい音響効果で、

     

    古代のシラクサ僭主ディオニシオスI世

     

    ここを牢獄として使い、囚人たちの話を盗み聞きした、という伝説が残っている。

     

     

     

     

    それにしても、古代シラクサ人の

     

    石切りにかける情熱は凄い!

     

     

     

    さっきの石灰岩くり抜き劇場にこの洞窟。

     

     

     

     

    実はこの辺り一帯はすべて石切り場として使われていて、

     

    景色も今とはずいぶん異なっていたようだ。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    それが1693年の地震で洞窟の天井部分が崩落し、

     

    何か所かにまるで柱のように岩盤が残った。

     

     

     

    現在はそこに緑の樹木がうっそうと生い茂り、

     

    なかにはレモンの木々も混じっている。

     

     

    まさに南国の楽園そのもの!

     

     

     

     

     

    白い小さな花を一杯つけた灌木。2016年撮影。

     

     

     

     

     

     

    生命力あふれるアカンサスが群生。2016年撮影。

     

     

     

     

     

    荒涼としていた石切り場は、

     

    今では『天国の石切り場』と呼ばれるようになり、

     

    考古学公園の憩いの地となっている。

     

     

     

     

     

     

    天国の石切り場の緑の散歩道を歩くガイドのジュゼッペさん。

     

     

     

     

     

     

     

    タケノコ発見!もちろんイタリアではだれも食べません。もったいない!

     

     

     

     

     

     

     

     


     

     

     

     

     

     

     

    考古学公園の入り口付近からみた石切り場

     

     

     

     

     

     

     

     

    左は実(インドのイチジク)をつけたサボテン。右は南国のシンボルがたわわに実ったレモンの木。

     

     

     

     

     

     

    こんな自然に囲まれたところで

     

    のんびりお散歩気分で、

     

    古代の歴史を身近に感じることができるなんて、しあわせ!

     

     

     

     

    やっぱり、イタリアはすごいなぁ!

     

     

     

     


    シチリア・マルタツアーレポート(7)  フェリーでマルタからシチリアへ

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      2019年5月22日(水)

       

      マルタの首都ヴァレッタからシチリアの港ポッツァッロへ

       

       

       

       

       

      4時起床。

       

      外はまだ暗い。

       

      今日からいよいよシチリアの旅が始まる。

       

       

       

       

       

      1泊しかできなかった

       

      ヴァレッタ旧市街の3つ星ホテル「オズボーン Osborne」のフロントで

       

      朝食の入ったボックスを受け取り、

       

      外に待機していたミニバンやセダンなど3台に分乗して

       

      フェリーの港に向かう。

       

       

       

      時刻は5時ちょっとすぎ。

       

       

       

       

      日の出前の暗いヴァレッタの街には

       

      まだオレンジのライトが残る。

       

       

       

       

      15分もしないうちに港に到着した。

       

       

       

       

      マルタ共和国からイタリア共和国へ渡るので

       

      乗船の際は、チケットの共にパスポートも提示しなければいけない。

       

       

       

       

      インターナショナル航海というわけだ。

       

       

       

       

      そのせいか

       

      出航は6時30分だが、

       

      出航の1時間半前には港に待機しなければいけないと言われた。

       

       

       

       

       

       

       

       

      早朝起床の割には皆さんシャキッとして元気一杯モード!

       

       

       

       

       

       

      かなり大きなフェリーだ。

       

      ヴァレッタとシチリア南部の小さな港町ポッツァッロ(Pozzallo)間を毎日運航している。

       

       

       

       

       

      所用は1時間45分

       

       

       

       

       

      ポッツァッロからわずか20キロのところには

       

      近年、日本でも独特の触感で知られるモディカチョコの町「モディカ Modica」がある。

       

       

       

       

      また、シチリア観光の人気都市である

       

      シラクサタオルミーナにもここからだと簡単にアクセスできる。

       

       

       

       

      マルタとシチリアを重点的に観光したい人にとっては

       

      フェリーは、ありがたい交通手段だし

       

      ポッツァッロもまた、ありがたいアクセスポイントになっている。

       

       

       

       

       

       

       

       

      一般車からトラックまでかなり収容できそうな広さ。

       

       

       

       

       

       

       

       

      船内はゆったりしていて思ったより豪華だった。

       

       

       

       

       

       

       

       

       

      全面ガラス張りのフロント窓のせいか、船内が広々と見える。写真右手は船内Bar。
       

       

       

       

       

       

       

       

      Barのケースには美味しそうなケーキが並ぶ。

       

       

       

       

       

       

       

       

       

      船内は1等席と普通席に分かれている。

       

       

       

       

       

      (私たちを含めて)乗船チケットに『1等』と記載されていない人は、

       

      この階止まり。

       

       

      見晴らしの良いテラス席につながっている

       

      2階席には上がれない。

       

       

       

       

       

      6時半。

       

      定刻通り出航。

       

       

       

       

       

      デッキから、ヴァレッタの街に別れを告げる。

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

      海からのはちみつ色の街ヴァレッタの眺めは格別!

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

      グランハーバーの最北東、リカゾーリ岬。ここでは『トロイ』などいくつかの映画が撮影されている。

       

       

       

       

       

       

       

       

       

      昨日、空港からヴァレッタ市街に向かうときと同じく、

       

      今朝もまた、

       

      素敵な雲が上空に現れた。

       

       

       

       

       

       

      「シチリアもきっと、いいことたくさんあるよ!」

       

      雲はそう言って、見送ってくれているのかも!

       

       

       

       

       

       

       

       

      どんどん遠くなるヴァレッタ。またいつか戻れるかなぁ。

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

      船内は8割ほどの乗客で埋まっていた。

       

       

       

       

       

       

       

      さぁ、朝ご飯にしよう。

       

       

       

      ホテルから受け取ったboxブレックファースト。

       

       

       

       

       

       

       

       

       

      A4判を横にしたようなサイズ。箱もきれいでしっかりしている。

       

       

       

       

       

      何がでてくるか、

       

      たのしみ〜!!

       

       

       

       

       

       

       

       

      さすがマルタ!朝からしっかりボリューム満点。サンドイッチもケーキもどっしりしていた。

       

       

       

       

       

      イタリアのホテルのbox朝食は極めて簡素。

       

      (もちろんホテルのクラスにもよるわけだが・・・)

       

       

       

       

      それにすっかり慣れてしまって、

       

      ほとんど期待をしていなかったのだが、

       

       

       

      このboxは、

       

      見た目も

       

      中身の充実度も

       

       

      想定をかなり超えていた。

       

       

       

      最後の最後に

       

      またまた

       

      「マルタってやっぱり面白い!また来なきゃ!」

       

      と、誘い水を向けられた感あり。

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

      シチリアが見えてきた!

       

      まもなくイタリア上陸だ。

       

       

      ―シチリアツアー報告につづくー


      シチリア・マルタツアーレポート(6) 恐るべしマルタ人の胃袋

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        2019年5月21日(火)

        ヴァレッタの昼食と夕食

         

         

         

         

        今回はマルタの食レポート

         

         

         

        空港からホテルに入るや否や

         

        厨房が閉まる前にと

         

        あわただしく、聖ヨハネ大聖堂近くのカジュアルなレストランに滑り込んだ。

         

         

         

         

        お腹もまあまあ空いているし

         

        どんなマルタ料理に出会えるのか、楽しみ!

         

         

         

         

        ドリンクオーダーが終わるとほどなくお皿が出てきた。

         

         

         

        どーん!

         

         

         

         

         

         

         

         

         

        因みにこれは一人分。

         

         

         

         

        まるで大皿料理のような量だ。

         

         

         

         

        手前から時計反対周りに

         

         マルタのポークソーセージ (ツァルツェット・マルティ)

         

         

        カポナータ風野菜の煮込み

         

         

         オリーブ7,8粒

         

         

        豆類とひき肉と野菜のペーストのようなもの(だったと思う)にクラッカー

         

         

         

         

        シンプルなトマトの輪切りにホッとする。

         

         

         

         

         

         

        クラッカーの枚数も相当なもの。カポナータの横にチーズもあったようだ。ヤギチーズだったかも。

         

         

         

         

        味は悪くない。

         

        色からすると濃い味のように見えるが、

         

        それぞれが微妙に異なるハーモニーを奏で

         

        見た目同様に素朴さが口の中に広がる。

         

         

         

         

        でも、あまりのボリューム

         

        なかなか、はしフォークが進まない!

         

         

         

         

        もう一つのテーブルも

         

        反応は同じで、お皿が空になった人はまだいないようだ。

         

         

         

         

        「下げてもいいですか?」と、ウエイトレスがお皿を片付ける。

         

         

         

         

        と、ほどなくして次の皿が・・・・

         

         

         

        「え、えっ??」

         

         

         

         

        なんと、前の皿よりもさらにボリュームのある二皿目が運ばれてくるではないか!

         

         

         

        ということは、さっきのは前菜?

         

         

         

         

         

         

        奥にみえるのが、マルタで最もポピュラーなソフトドリンクのキニー(kinnie)
        いわばオレンジフレーバーのコーラ。

         

         

         

         

         

        これもまた一人分。

         

        イタリア料理の量の多さに慣れている私も、

         

        さすがにこれにはビックリ!

         

         

         

        あの前菜を食べた後に

         

        これに挑める人がいるんだろうか?

         

         

         

         

        カリフラワーやインゲン、ニンジンなど

         

        彩り野菜のソテーとローストポテトの量もさることながら、

         

        メインの肉料理の大きさと言ったら、

         

        優に二人分はある。

         

        いや、3人で食べても多いくらいだ!

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

        高さ5,6センチはあろうかと思われる俵型の肉巻きの中に

         

        これでもかっ、と

         

        ひき肉やゆで卵がぎっしり詰まっている。

         

         

         

        これはもしかしたら、

         

        「ブラジオリ」(Bragioli)という

         

        マルタのポピュラーな肉料理かも。

         

        薄切り牛肉でひき肉その他を巻いたワイン蒸し煮、と解説されている。

         

         

         

        たしかに

         

        伝統的マルタ料理のランチ、とリクエストは出したが

         

        まさか、お昼の時間にここまですごい量で出てくるとは全く想像していなかった。

         

         

         

         

        こちらも

         

        お肉にお味がしっかりしみ込んでいて、

         

        どちらかというと日本人好み、とは思うのだが、

         

        味わう前に

         

        視覚的ボリュームのパワーに圧倒されて

         

        胃袋が急に借りてきた猫のように

         

        おとなしくなってしまう。

         

         

         

        結局、グループの中で完食した人は一人もいなかった

         

         

         

         

        いや、一人いた!

         

         

         

         

        マルタ在住15年以上というガイドのM嬢。

         

         

        「皆さん、意外に小食なんですね~。」

         

        「マルタにいるうちに私、大食いになったのかなぁ~?」

         

         

         

        マルタに住むのはどうやら楽ではなさそうだ!

         

         

        レストラン情報:Luciano  21-22  Marchant St. Valetta

         

         

         

         

         

        夕食はホテルから徒歩圏内の

         

        やはり地元料理を出すレストラン。

         

         

         

         

        あんなに凄い量のランチだったので

         

        夕食は軽めに・・・を念頭にメニューを選ぶ。

         

         

         

         

        マルタは「ウサギ料理」が名物だったから、それも入れてみよう。

         

        でも量がわからない。

         

         

         

         

        お店の人に聞いてみると、

         

        味見程度なら11人で5皿くらいが妥当かも、と言うが

         

        直観的に

         

        5皿も頼んだら大変なことになる、と、思った。

         

         

         

        ウサギ煮込み2皿の他、

         

        シーフードパスタやカプレーゼサラダなど

         

        明日イタリアで食べたらいいような

         

        軽めのお品をチョイスして、夕食スタート。

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

        最初に出てきたスープは激うま!

         

        特にキノコのスープは、黒っぽくてさえない色からは

         

        想像もできないほど、

         

        文句なしの絶品◎!!(残念ながら写真撮り忘れ)

         

         

         

        ただし、量も絶品。

         

        大きめのカレー皿に8分目強ほど盛られていて、

         

        見ただけで圧倒されるのは、昼とおなじだ。

         

         

         

         

         

         

        続いてこちら。

         

         

         

         

         

         

         

         

        小土鍋みたいな器にたっぷり入っていたウサギと野菜の煮込み

         

         

         

         

         

        良かった、お店の人のアドバイスに従わなくて・・・・

         

         

         

         

        味みにひとり一切れづつ食べて、それでもまだ残っている。

         

         

        一皿分で十分のボリューム。

         

         

        ウサギさん、ごめんなさい(笑)

         

         

         

         

         

         

         

        カプレーゼサラダはトマトとモッツァレッラが垂直に。ところ変われば盛り付けも変わる?!

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

        殻着き、殻無しの貝やエビなどシーフードがいっぱい入った魚介パスタはアルデンテではなかった。

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

        マルタの夜に乾杯!

         

         

         

         レストラン情報:Meat Gang  South St. Valetta

         

         

         

         

         

         

        ホテルに戻ってから、屋上テラスに出てみた。

         

         

         

         

         

        ネオンがともらない街全体が、夜本来の静かな闇に包まれ、

         

        その中で

         

        昼間訪れた聖ヨハネ聖堂だけが

         

        オレンジ色のライトに浮かび上がっている。

         

         

         

         

        マルタ最初で最後のやわらかい夜。

         

         

         

         

         

        あすはいよいよシチリアだ。

         


        シチリア・マルタツアーレポート(5) ヴァレッタ市街散策編

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          2019年5月21日(火)

          2日目 マルタの午後

           

           

           

           

          終日観光の予定だったマルタは

           

          フランクフルトでの足止めハプニングで

           

          「マルタ騎士団長の宮殿」と「マノエル劇場」は割愛せざるを得なくなった。

           

           

           

           

          考古学博物館で『眠れる貴婦人』を堪能した後は、

           

          ヴァレッタ市街をゆっくり散策。

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

          一本裏通りは人の数もまばら。

           

           

          両側にはマルタストーンの建物が並んでいる。

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

          なだらかな坂道を上り終えると

           

          視界が開けた広場にでた。

           

           

           

           

          堂々としたバロック建築のこの建物は

           

          オーベルジュ・ドゥ・カスティーユと呼ばれ、

           

          かつてのスペイン・ポルトガル出身の騎士団の宿泊所として建設されたもの。

           

           

           

           

          現在は、マルタ共和国の首相官邸として使われている。

           

           

           

          首相専用車が止まっていたので、

           

          「まもなく出てくる首相に会えるかも・・・!」

           

           

           

          とのガイドのMさんの言葉に

           

           

          恒例の集合記念写真撮影などして時間をつぶしたが、

           

          ついに首相は現れなかった。

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

          首相専用車はイタリアが誇る高級車のアルファロメオでした!

           

           

           

           

           

           

          首相官邸前で今回初の記念集合写真!

           

           

           

           

           

          官邸を左手に見てさらに進むと

           

          そこは、ヴァレッタ随一のパノラマが楽しめる、アッパー・バラッカ・ガーデン

           

           

           

          またの名を『イタリアの見晴らし台』というのは、

           

          かつてイタリア人騎士団員の息抜きの場だったから、とか。

           

           

           

          イタリア人、いい場所を占領?しましたね!

           

           

           

           

           

           

          入口を進むとまず一面のお花が出迎えてくれます

           

           

           

           

           

          当時は屋根がついていた1661年建設のオリジナルの柱廊の向こうの絶景に向かって進む

           

           

           

           

           

           

          グランドハーバーと対岸のスリーシティーズ
          毎日12時と16時に下に見える大砲から兵士たちが空砲を発射する。

           

           

           

           

           

           

           

          左手にのびる要塞都市ヴァレッタの眺望

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

          遠くまでずっと続く、「はちみつ色」のモノトーン。

           

           

           

           

          一瞬、アラブの都市と錯覚しそうになる。

           

           

           

           

          が、よく見ると、ポコポコと教会のクーポラが入り混じることに気づき、

           

          そうか、ここはヨーロッパだったんだ、と

           

          空想から現実に引き戻されるような感覚を持つのは

           

          私だけだろうか。

           

           

           

           

           

          これこそがまさに

           

          マルタでしか見られない、

           

          感じられない、

           

          オンリーワンだ、と改めて感じた。

           

           

           

           

           

           

          スリーシティーズを背景にマルタ上陸記念第2弾!

           

           

           

           

           

           

           

           

          陽も大分傾むき観光終了。写真右手はかつてのロイヤル・オペラハウス跡

           

           

           

           

           

           

           

          かなり前衛的なマルタ共和国の国会議事堂

           

           

           

           

           

           

           

          美しいカーマライト教会のクーポラと対岸のスリーマのリゾートホテル群。

           

           

           

           


          2019シチリア・マルタツアーレポート(4)眠れる貴婦人〜「国立考古学博物館」編

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            2019年5月21日(火)

            マルタ観光 午後

             

             

             

            聖ヨハネ聖堂の次に向かったのは『国立考古学博物館』

             

             

             

             

             

            宗教色から一変してお洒落な街歩き気分

             

             

             

             

             

             

            歩行者天国なのでのんびり歩けるリパブリック通り

             

             

             

             

             

            ヴァレッタのメインストリートであるリパブリック通り

             

            面して建つ博物館の建物は、

             

            かつての聖ヨハネ騎士団のプロヴァンス地方出身者の宿舎として

             

            16世紀に建造されたもの。

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

            ここでのお目当ては、

             

            マルタ・ゴゾ両島に30近く分散する巨石神殿からの発掘品の数々だ。

             

             

             

             

             

            意外と知られていないが、

             

            マルタには世界遺産が3つ*あり、

             

            いずれも1980年にそろって登録されている。

             

            *.凜.譽奪浸坡后´巨石神殿(1992年に追加登録) ハル・サフリエニ地下墳墓

             

             

             

             

             

            因みに世界遺産登録数世界一を誇るイタリアで

             

            この同じ年に登録されたのが

             

            『ローマ歴史地区』と

             

            『レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」があるS.マリア・デッレ・グラツィエ教会と

             

             ドメニコ会修道院』

             

            の2つ。

             

             

             

             

            その前年1979年にイタリア最初の世界遺産となった

             

            北イタリアの『ヴァル・カモニカの岩絵群』と併せても

             

            1980年当時のイタリアの世界遺産登録数が3つだったことを考えると、

             

            マルタで同じ1980年に

             

            一挙に3か所が世界遺産に登録されたことが

             

            いかにすごいことだったのかよくわかる。

             

             

             

             

             

            それくらい、

             

            これらの巨石神殿はユニークで貴重な遺跡というわけだ。

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

            タルシーン神殿(紀元前3000~2500年前)の祭壇に施された見事な渦巻き模様のレリーフ

             

             

             

             

             

             

             

             

            タルシーン神殿から発見された上半身のみの巨大な女性像は愛嬌たっぷり!
            名付けて『スカートのFat Lady』!

             

             

             

             

             

            いくつかの神殿から、

             

            ふくよかな女性像がたくさん出土している。

             

             

             

             

             

             

             

            巨大な腰のカーブとちょこっと見える小さな手のアンバランスがユーモラス!

             

             

             

             

             

             

             

            古代のマルタでは、

             

            豊かな肉付きの女性像が女神として崇拝されていたらしい。

             

            ふくよかさ=豊かさ=崇拝の対象

             

            ということなのだろう。

             

             

             

             

             

             

             

            ただどっしりと座っているだけで守られている気分になる

             

             

             

             

             

             

            マルタの女神たちは

             

            ユーモラスで明るく親近感たっぷりだ!

             

             

             

             

             

            それでいて、

             

            このどっしりとした重量感は

             

            見ている側を安心させてくれる

             

            不思議な魅力に満ちているのだ。

             

             

             

             

             

             

             

            博物館の顔、『マルタのヴィーナス』はハジャーイム神殿から出土した

             

             

             

             

             

             

            『マルタのヴィーナス』が発見されたのは、

             

            ハジャーイム神殿(Hagar Qim Temple)。

             

            紀元前2800年頃の神殿と推定されている。

             

             

            ということは、今からざっと5000年近くも昔。

             

            これはなんと、

             

            エジプト最古のピラミッドよりも古いことになる!

             

             

             

             

             

             

             

            ハジャーイム神殿建設想像図。高さ5,2mの石柱も幅6mほどの一枚岩もすべて人力のなせる業。

             

             

             

             

             

             

            海を臨む草原に建つムナイドラ神殿(Mnajdra Temple-紀元前3000~2400)の模型

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

            そして、今回

             

            私が一番みたかったのがこちら!

             

             

             

             

             

             

            『眠れる貴婦人』の名を持つ小さな小さなマルタの女神

             

             

             

             

             

             

            ハル・サフリエニ・ハイポジウム神殿(Hal Saflieni Hypogeum)は

             

            巨石神殿群とは別にマルタの3つの世界遺産の一つに数えられるもので、

             

            紀元前2500年ころに造られた。

             

             

             

            この神殿は、地下に造られた大変珍しいスタイルで、

             

            墳墓も兼ねている。

             

             

             

             

             

            そんなミステリアスな場所からみつかったのが、

             

            私の大好きな『眠れる貴婦人―Sleeping Lady』だ。

             

             

             

             

             

            12年前に初めてこの女神に出会ったときの新鮮な驚きは

             

            今でも忘れられない。

             

             

             

            手のひらにちょうど収まるくらい小さくて、

             

            思わず「かわいい!」と叫んでしまうほどなのに

             

            うでも

             

            腰も

             

            胸も

             

            全てがまあるくて、温かくて、

             

            フォルム全体から放たれる

             

            不思議なパワーに

             

            瞬く間に虜になってしまった。

             

             

             

             

            今回もマルタの女神に再会できて、本当に良かった!

             

             

             

             

             

             

             

             

             



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