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シチリア・マルタツアーレポート(8) シラクサ考古学公園

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    2019年5月22日(水)

    シチリア最初の観光、シラクサの考古学公園

     

     

     

     

    8時30分、ほぼ定刻にフェリーはシチリアのポッツァッロ(Pozzallo)に入港。

     

     

     

    迎えのイタリア人アシスタントの女性とすぐにミートできた。

     

     

    専用バスに向かいながら、

     

    あらかじめ打合せをしていた、シラクサのイタリア人ガイドのジュゼッペに電話を入れてもらう。

     

     

     

    私がいつもイタリアで使う携帯電話は、

     

    フランクフルトで過ごした夜、

     

    どさくさに紛れて紛失していたことに

     

    昨夜のマルタのホテルで気づいた。

     

     

     

    今日からは小まめな連絡なしで過ごさなければいけない。

     

     

    ちょっぴり不安が残る・・・

     

     

     

     

    「えっ、そうなの?じゃあ、だれに連絡すればいいの?」

     

     

     

     

    思わずアシスタントの顔を覗き込む。

     

     

     

     

    「OK、じゃあこれから電話してみる」

     

     

     

     

    電話を切った彼女が言うには

     

    ジュゼッペさんは他の仕事を引き受けることになり、来られないとのこと。

     

    代わりのガイドを手配してるから、そちらに電話するように、と。

     

     

     

     

    えぇ〜、だって数か月前からメールでやり取りして

     

    確約取って、

     

    レストランまで手配してもらっているのに。

     

     

     

    やってくれるよ、イタリア人!

     

     

     

    最後の最後まで、何があるかわからない。

     

     

     

    すっかり日本式に戻っていた私の感覚が

     

    一瞬、

     

    十数年前のローマ在住時代に舞い戻る。

     

     

     

    今はとにかく、その別のガイドに連絡してもらって

     

    なんとか案内人を確保しないと・・・・

     

     

     

     

    ほどなく話がまとまったようで、

     

    彼女から、

     

    すべて確認取れて、新しいガイドがシラクサで待っている旨を聴かされる。

     

     

     

    ほっ。

     

    まずは一件落着。

     

     

     

     

    専用バスに乗り込み、いざシラクサに向けて出発!

     

     

     

     

     

    1時間ほどでシラクサの考古学公園前の観光バス発着所に到着した。

     

     

     

    はじめて会うガイドは、

     

    人物は違うが名前は同じ、ジュゼッペさん。

     

    イタリアでは比較的多い名前だ。

     

     

     

    今日はグループが多くて忙しい、忙しい、を連発しながら

     

    私たちを考古学公園地区に案内し始めた。

     

     

     

    最初に向かったのは、

     

    古代のシラクサが、

     

    ギリシャの数ある植民都市の中でも最強だったことの証ともいえる

     

    『ギリシア劇場』(Teatro Greco)

     

     

     

     

    ギリシア劇場全景(2016撮影)。夕方になるとイオニア海からの心地好い風が吹く高台の絶景劇場で
    観劇に酔いしれた古代シラクサ人たちのなんと優雅で贅沢なことか!

     

     

     

     

     

     

     

     

    陽気なガイドのジュゼッペ(中央)さんとギリシャ劇場を背景に

     

     

     

     

     

     

     

    驚くことに

     

    これは、石灰岩をくり抜いて造られたもので、

     

    いわば、全体が巨大な一枚岩のようになっている劇場なのだ。

     

    紀元前3世紀ごろには、ほぼ現在のような形で存在していたという。

     

     

     

    日本史に当てはめれば

     

    弥生時代に建設された観客収容数1万5000人の石造建築物、

     

    ということなるわけだ!

     

     

     

     

    歴史のスケールが違い過ぎて、クラクラしてしまう。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    公園というだけあって、あたりは一面緑で覆われている。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    緑の中を進むと、

     

    考古学公園で一番人気の「ディオニュシオスの耳(Orecchio di Dionisio)」がある。

     

     

     

     

     

     

     

    この地に放浪してきた画家カラヴァッジョが名づけの親。あまりの内部の混雑に早々に退散。

     

     

     

     

     

    これは、石切り場の採掘跡なのだが、それが耳の形になっていて

     

    高さ約20メートル、奥行きは65メートルもある。

     

     

     

     

    洞窟内部は素晴らしい音響効果で、

     

    古代のシラクサ僭主ディオニシオスI世

     

    ここを牢獄として使い、囚人たちの話を盗み聞きした、という伝説が残っている。

     

     

     

     

    それにしても、古代シラクサ人の

     

    石切りにかける情熱は凄い!

     

     

     

    さっきの石灰岩くり抜き劇場にこの洞窟。

     

     

     

     

    実はこの辺り一帯はすべて石切り場として使われていて、

     

    景色も今とはずいぶん異なっていたようだ。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    それが1693年の地震で洞窟の天井部分が崩落し、

     

    何か所かにまるで柱のように岩盤が残った。

     

     

     

    現在はそこに緑の樹木がうっそうと生い茂り、

     

    なかにはレモンの木々も混じっている。

     

     

    まさに南国の楽園そのもの!

     

     

     

     

     

    白い小さな花を一杯つけた灌木。2016年撮影。

     

     

     

     

     

     

    生命力あふれるアカンサスが群生。2016年撮影。

     

     

     

     

     

    荒涼としていた石切り場は、

     

    今では『天国の石切り場』と呼ばれるようになり、

     

    考古学公園の憩いの地となっている。

     

     

     

     

     

     

    天国の石切り場の緑の散歩道を歩くガイドのジュゼッペさん。

     

     

     

     

     

     

     

    タケノコ発見!もちろんイタリアではだれも食べません。もったいない!

     

     

     

     

     

     

     

     


     

     

     

     

     

     

     

    考古学公園の入り口付近からみた石切り場

     

     

     

     

     

     

     

     

    左は実(インドのイチジク)をつけたサボテン。右は南国のシンボルがたわわに実ったレモンの木。

     

     

     

     

     

     

    こんな自然に囲まれたところで

     

    のんびりお散歩気分で、

     

    古代の歴史を身近に感じることができるなんて、しあわせ!

     

     

     

     

    やっぱり、イタリアはすごいなぁ!

     

     

     

     


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