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2015ヴェローナ野外オペラとドロミテの絶景ツアー報告(4)ヴェローナ

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    3日目 6月20日(土) 午後

    パドヴァから西に約90キロ離れたヴェローナに向かいます。
    車窓から見える平野と小高い丘の斜面に広がるのは、ほとんどがワイン用ブドウ畑。
    ヴェネチアなど観光地のイメージが先行するヴェネト州ですが、実は結構な農業州でもあり、
    ワイン用ブドウやトウモロコシの生産高はイタリアのトップクラスにあります。
     
    そんなのどかな風景を見ながら、気になるのはやはりお天気です。
    北側の山間部には黒い雨雲が広がっていますが、
    南西方向は​まだ明るい空模様。
     
    向かう先ヴェローナ上空あたりがどちらになるかで、今晩の行方が分かれます。
    天気予報も、最悪は土砂降り雷雨から、小雨模様、晴れまで幅広すぎて
    全く先が読めません。
     
    そうこうするうち、バスはヴェローナ市街に到着しました。
    日本語が堪能なガイドのマリア・ピアさんが貫禄ある​体格からは想像できないほど
    チャーミングな声で、暑い午後のヴェローナを楽しく案内してくれました。

     

     
    まず最初に訪れたのは、こちら「カステルヴェッキオ castelvecchio」。
    古い城という意味で、中世(13~14世紀)にこの街を支配したスカラ家が建設しました。
    ヴェローナの町を3/4ハート形に蛇行して流れるアディジェ川の
    ちょうど頭の引っ込んだ部分に建つのがこのお城です。


     
    ヴェローナは、イタリア諸都市がローマ教皇派(グエルフィ)と
    神聖ローマ帝国皇帝派(ギッベリーニ)に分かれて覇権争いをしていた中世には
    皇帝派の町でした。
    お城に向かう橋の両側のVマークが(またはM字)がそれを物語っています。
     

    お城内部は現在市立美術館となっていて、ヴェネツィア派やヴェローナ派の絵画・彫刻が楽しめる
     


    カブール通りを右折すると静かな一角が。道端のバールでのんびりする人たち。

     

     
    ローマ時代からヴェローナが存在したことを実感できるアレーナ(闘技場)が
    ブラ広場で私たちを迎えてくれました。
    72のアーチで取り囲まれた建物は、闘技場としてはローマのコロッセオに次ぐ大きさです。
    そして、ここが今晩のオペラの会場になる予定ですが・・・
    ヴェローナに着いた時から快晴で、上空はご覧の通り雲一つない青空。
    このままいけば、​夜の「アイーダ」初日公演は間違いない!、と期待が膨らみます。

     
    ブラ広場から両側にお店が並ぶマッツィーニ通りを進む


    いつ行っても混んでいるジュリエットの家。前方の明るい場所がジュリエット像のある中庭。

     

     
    ジュリエットの家を出たすぐ右側にミシンを道路沿いに出しているお店が一軒ありました。
    このお姉さんが、商品を買うと「ミシンの一筆書き」で名前を刺繍してくれます。
    例えばこんな感じに・・・


    「永遠の愛」♡
     
    刺繍のお店で暫しショッピングをしてから、ヴェローナ旧市街の憩いの場、エルベ広場に出ました。
    午前中のパドヴァにも同じ名前の広場がありましたが、
    こちらもパドヴァ同様、野菜や果物を売る野外マーケットが並んでいます。
    ローマ時代は、この場所が市民生活の中心地であるフォロで、
    2000年後の現在もその役割は受けつがれている訳です。

     

    正面はヴェローナバロック様式を代表する建物であるマッフェイ宮殿(Palazzo Maffei)。

     
    ランベルティの塔(Torre dei Lamberti 84m)と広場に面してルネサンス時代の美しいフレスコ画を
    披露するマッツァンティ家(Casa Mazzanti)


     
    かなり暑くなってきたので、もう一つの見どころシニョーリ広場の観光は全員一致でパスして
    バスに戻ることにしました。
    ボルサーリ大通りをしばらく進むと、前方にまたもや古い建物が見えてきました。
     

     
    これもローマ時代の遺構、ボルサーリ門です。
    中世の街並みに古代が違和感なく溶け込んで、訪れる人を優しく受け入れてくれる、
    そんな親近感を感じさせるヴェローナの街でした。

    バスに戻ると、ドライバーのアントニオ君から大サービスの申し出がありました。
    アディジェ川に沿って広がるヴェローナのパノラマを高台から見せてくれるというのです。


     
    ヴェローナにやって来て町の中の散策はできても、この絶景にはなかなか巡り合えません。
    赤茶色に続く建物の間から、教会の鐘楼が何本かスッ背筋を伸ばすように立ち上がり、
    蛇行する​​アディジェ川のカーブが中世の街を大きく包んでいる絵葉書のような風景は、
    まさにロマンチックな「ロミオとジュリエットの町」そのものでした。

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