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2015ヴェローナ野外オペラとドロミテの絶景ツアー報告(8)ガルダ湖とシルミオーネの休日

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    6日目  6月23日(火)

     
    ツアーも終盤。
    今日は2日間滞在したボルツァーノを出発し、
    ガルダ湖畔の保養地シルミオーネ(Sirmione)観光を経て、​
    いよいよ最終地のベルガモ(Bergamo)に入ります。

     
    生ハムもスペックも一級品が並ぶブッフェ

     
    ローリンホテルの優雅な朝食にはいつも大満足です。
    今年は新趣向で、各テーブルにミニ盆栽の鉢が置かれていました。
    日本でもやってみたら素敵だろうなぁ!

     


     
    途中までは来た時と同じ道を戻りましたが、
    トレントを過ぎて間もなく高速を降りて、
    ガルダ湖畔を通る道に入りました。
     
    ガルダ湖(Lago di Garda)イタリア最大の氷河浸食湖です。

    南北約52キロ、東西の最大幅約18キロの
    南北に細長い湖で、
    大きさは琵琶湖の約半分。

    北がトレンティーノ=アルト・アディジェ州、
    東半分がヴェネト州、
    そして西半分がロンバルディア州と
    3つの州にまたがっています。
     
    ドロミテ山塊が、冷たい北風を遮ってくれるため
    北イタリア​​​​にありながら気候は温暖で、
    なんと湖畔のあちこちでオリーブやレモンの栽培が盛んです。
     
    今日観光するシルミオーネ(Sirmione)は、湖の南端に突き出した細長い岬にある町です。
    気候条件に加え、
    耳鼻科に効き目のある温泉(テルメ)が湧きだすことも手伝って、
    遠くローマ時代から貴族たちの保養地として好まれ、
    その人気は現代まで続いています。

     
    北端のリーヴァ・デル・ガルダ(Riva del Garda)から見たガルダ湖


     
    道路端をかざる夾竹桃(きょうちくとう)が至る所でみられる

     
    ヴェネト州で最も高いバルド山(2218m)の稜線が湖畔へと伸びる



     

    糸杉の並木が続く湖畔の道路


     


    雲がかぶさる湖面の向こう側に対岸の山肌が見えています。
     
    ボートが浮かぶ景色を眺めていると、
    ここが保養地であることを改めて感じます。
     
    近年は、山を越えてドイツ人観光客が大勢やってくるようで、
    かつてイタリア人が住んでいた家が
    ドイツ人の別荘に変わったところも少なくないとのこと。
     
    距離的にもヴェローナまで車で1時間ほどですから、
    滞在型バカンスを過ごすのには、もってこいの場所なのでしょう。

     
    ちなみに対岸にあるサロ(Salò)は、
    小さいながらイタリア現代史にも登場する町です。
     
    第二次世界大戦中、ムッソリーニ(Mussolini)によってここに
    サロ共和国が樹立されたからです。
     
    反ムッソリーニ勢力が、連合国からの一方的な無条件降伏宣言を受諾したことで、
    徹底抗戦を貫く構えのファシストたちは、ヒトラーの後押しを得て
    ムッソリーニを首相とする新たな国を立ち上げました。
     
    しかし、事実上はナチスドイツの傀儡政権にすぎず、
    1945年4月のドイツ降伏直後、
    逃亡中のムッソリーニが捕えられ処刑されたたことで
    あっけなく終焉を迎えます。
    2年にも満たない、はかない歴史でした。








    週末でもないのに道路は先までびっしり車が詰まり、超ノロノロ運転です。

    到着予定時刻をとうに過ぎているのにと、焦りが募ってきます。​



    ​ようやくシルミオーネの町に伸びる岬の1本道に入りましたが、
    ​状況は悪化するばかり。

    バカンスシーズンの始まりを実感しました。







    ランチは湖畔でピッツァ。
     
    巨大なマルゲリータ・ピッツァ。暑い日にはレモンソーダが喉に心地よい。







     

    デザートはフルーツポンチ(マチェドニア)のアイスクリーム添え




     
    食後シルミオーネ旧市街を散策してみました。
     
    マリア・カラスの別荘に向かって、旧市街のメインストリートを進みます。​

     
    ジェラート店が多く目につく。選びきれないほどの種類に圧倒される。



     
    古いアーチをくぐり抜けて、「古い城壁通り(via antiche mura)」へと





     
    広場に出ると、壁一面に咲き誇るブーゲンビリアが目に飛び込んできた


     

    狭い通りは観光客でいっぱい

     

     



     
    建物がまばらになった頃、ゆるやかな上り坂に変わり、
    道の両側の緑鮮やかな並木道が、先へ先へと導いてくれます。


     




     
    そして遂にこちら、「マリア・カラスの別荘」到着です。
     

     

     
    世界中の注目を浴びた、20世紀オペラ界の女王マリア・カラスが、
    古代ローマにさかのぼる気候温暖なこの保養地の
    この黄色いお洒落な館で
    ゆっくりとプライベートを過ごしたことを想像していると
    なんだかワクワクしてきました。
     
    と同時に
    今は住む人もなく、ひっそり佇んでいるその姿に
    スターだった彼女の決して幸福ではなかった晩年が重ね合わされ、
    どこかもの悲しい気分にもなりました。



    最後はシルミオーネの町の入り口に建つスカラ家の城塞(Rocca Scaligera)です。

     
    中央のひときわ高い塔からの眺めは最高!
     

     
    スカラ家といえば、ヴェローナを納めていた13世紀の領主ですが、
    ここガルダ湖にまでその勢力を及ぼしていた証が
    この堅固な城塞です。

     
    現在は博物館となっている内部に入ってみました。
     

     


     
    まずは石の階段を上り、中庭を見下ろす高さまで到達。
    そこから中央の塔に向かいます。
     
    上に行くに従い傾斜が強くなり、手すりを握っても足がすくみます。

     
    ようやく屋上展望台にたどり着くと、
    360°の素晴らしいパノラマが待っていました。

     
    シルミオーネ旧市街とガルダ湖
     

     
    要塞の裏側に今も残るハーバーは保存状態が良い

     
    岬の先端にはローマ帝政初期の別荘、カトゥッロの洞窟(Grotta di Catullo)が残る

     






    シルミオーネを後にして、移動距離およそ80キロほど。
    夕方6時前に今日から2泊するベルガモに到着しました。​





    丘の上のベルガモ・アルタ(Bergamo Alta)〈 旧市街〉を一望できる
    ベルガモ・バッサ(Bergamo Bassa)〈新市街〉の中心​​、
    ヌオヴァ門porta nuova(新しい門)の角が滞在先のホテルです。


    夕食は、ホテルから徒歩5分ほどのフランチェスコ通りにある
    日本人経営の寿司屋さんに行ってみました。



    ベルガモで唯一の日本食店「MIYABI」は凄い人気で満席状態。美味しいお寿司に満足。


    明日はベルガモのどんな顔に会えるのか楽しみです。


     
    ホテル前で撮った21:00頃の風景。紫がかった夕焼けが幻想的。

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