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2017 北イタリアのプチバカンス9日間 ツアーの報告(3)マントヴァ散策

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    7月6日(木) 3日目 午前)マントヴァ 

     

     

    700

    【italimagazine.comより転用】

     

     

     

    マントヴァは、今回の新企画です。

     

    オペラを「アイーダ」から「リゴレット」にしたのに合わせて、

     

    せっかくなら、夜のオペラの舞台になっているマントヴァを

     

    実際に見ておくのも面白そう、とコースに加えました。

     

     

     

    まだローマに住んでいた頃、一度プライベートで行ってみたことがありますが、

     

    半日足らずの短い滞在で

     

    名物の「カボチャのペースト入りトルテッリ」が

     

    期待していたほど美味しくなかったことしか覚えていません。

     

     

     

    しかし、カルチャースクールの「イタリア街歩き」講座で取り上げてみたら、

     

    さすがは「ルネサンスの才女」「ルネサンス一の美女」と謳われた

     

    イザベラ・デステ」の嫁ぎ先です。

     

     

                           【レオナルドダヴィンチによるイザベラ・デステのスケッチ】

     

     

     

    ゴンザガ家の居城だったドゥカーレ宮殿

     

    5世紀の長きに渡り増改築を繰り返すうちに

     

    なんと、部屋数が約500という、ヨーロッパ屈指の巨大宮殿になりました。

     

     

    芸術・文化に関心の深かったゴンザガ家は、

     

    特に初期ルネサンスを代表する当代一流の芸術家たちを次々とマントヴァに呼び寄せ、

     

    自らの居住空間にたくさんのフレスコ画を描かせる一方で、幾つもの建築物をオーダーしました。

     

    このうち宮殿装飾は、そのまま現在のドゥカーレ宮殿美術館の作品となって

     

    訪れるものを魅了し続けているのです。

     

    小国ながら、時代をリードするメセナ活動の第一人者だったのが

     

    イザベラ・デステらが輝いていた時代のゴンザガ家といえるでしょう。

     

     

     

     

                  2泊したヴェネツィアのホテルから専用ボートでバスが待つトロンケットに向かいました

     

     

     

    今日からはバスでの移動になります。

     

    11名で53席の大型バス1台ですから、ゆっくり!

     

     

        

    マントヴァは三方を人口の湖に囲まれているちょっと幻想的な街です。

     

     

    【panoramio.comより転用】

     

     

     

    ヴェネチアを出て1時間半ほど、サン・ジョルジョ橋の向こうにマントヴァが見えてきました。

     

    水の都ヴェネチアを出発して、再び水の街に戻るかのようです。

     

     

     

     

    サン・ジョルジョ橋から見えたマントヴァ

     

     

     

     

    まずは、今晩の予習を兼ねて「リゴレットの家」へ。

     

    オペラの中で宮廷のお抱え道化師として登場するリゴレットのイメージに合わせて、

     

    公爵の宮殿(ドゥカーレ宮殿)正面の簡素な14世紀の建物が

     

    リゴレットが暮らしていた家と呼ばれることになりました。

     

     

     

     

     

     

    ここから宮殿観光のハイライトとも言える、

     

    サン・ジョルジョ城の角の塔に位置する「結婚の間」に向かいました。

     

    マントヴァ侯、ルドヴィーコ3世(イザベラ・デステの夫フランチェスコ2世の祖父)が

     

    1472年にマンテーニャを宮廷画家として招き入れ、

     

    侯の謁見の間にふさわしい様に手の込んだ華麗なフレスコ画で装飾させた見事な一室です。

     

     

     

     

     

    ルドヴィコ3世(左から2人目)と妻のバルバラほかゴンザガ家の一族が並ぶ

     

     

     

    壁は四面すべてがゴンザガ一族ゆかりの場面からなる肖像画で、

     

    画集で見るのとは比べ物にならないほどリアルで迫力ある表情に

     

    すっかり虜になってしまいました。

     

     

     

    そして天井には、期待していたかの有名なフレスコ画。

     

     

     

     

    手前のプットーのプリプリしたお尻がキュート!見上げるとまるで空に向かって天井が開いているように見えます

     

     

    8人のプットーと5人の女性が青空を背景に上かこちらを見下ろす、

     

    初期ルネサンスの短縮法天井画の代表作を

     

    存分に味わうことができました。

     

     

    部屋は思ったより小さかったのですが、

     

    その狭さゆえに一層

     

    600年前のゴンザガファミリーの栄華が色濃く詰まっているような

     

    不思議な感覚に包まれました。

     

     

     

    正午で閉まってしまう前にと、このあと

     

    大急ぎでサンタンドレア(Basilica di S.Andrea)教会へ。

     

     

     

     

        外観同様すっきりとした内部はルネサンスの精神が息づいているかのよう

     

     

    「万能の人」と称えられたレオン・バッティスタ・アルベルティ

     

    ルネサンスの人文主義者であり、有能な建築(理論)家として知られています。

     

    彼が1470年にマントヴァを訪れた際に設計したのが、このサンタンドレア教会で

     

    16世紀のヨーロッパの全建築に影響を与えたとも言われる、必見の教会です。

     

     

     

     

    小さな街、と思いきやなかなかどうして、

     

    文化レベルが非常に高いのはさすがイザベラ・デステが過ごした地。

     

     

     

     

    ここから再びドゥカーレ宮殿に戻り、

     

    今度は先ほど通らなかった宮殿のメインの部屋をざっと回りました。

     

     

     

     

    「鏡の間」は1779年ヴェルサイユにならい現在の姿に大改造する以前は、演奏会の専用ホールとして使われていました

     

     

     

     

     

     

    光が明るく射しこむ「川の間」ののどかな庭の装飾。中央はガイドのパオラさん。

     

     

     

     

    上の写真の廊下から外を見ると「空中庭園」が。ここはなんと建物の2階部分にあたります?!

     

     

     

     

    気温は既に35度近く。

     

    熱風の中、ようやく小さなレストランに到着して一同ホッとしました。

     

    オステリア・フラゴレッタ(Osteria Fragoletta)というこの店は

     

    美味しい郷土料理が食べられる有名店で、

     

    観光客だけでなく、地元の人にも人気があるそうです。

     

     

     

     

     

     

    昔失敗したカボチャのトルテッリの他にマントヴァは馬肉の煮込み料理も有名です。

     

    本日は馬肉ではなく、

     

    フォークを入れるとホロホロ崩れるほど柔らかい牛の煮込みをメインに

     

    マントヴァ風ケーキというランチを楽しみました。

     

     

     

     

    牛肉の付け合わせは、色も鮮やかなポレンタ(トウモロコシの粉)。

    北イタリアの付け合わせと言えばコレ!

     

     

     

     

    ケーキというよりはザックリとしたクッキー。軽くて美味でした。

    因みに地元の人はクリーム無しで食べるそう。

     

     

     

     


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