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2017 北イタリアのプチバカンス9日間 ツアーの報告(4)ヴェローナ散策と野外オペラ「リゴレット」

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    2017年7月6日(木) 3日目 午後)ヴェローナ観光と夜の野外オペラ鑑賞

     

     

     

    午前中のものすごい暑さと、ランチでふくらんだお腹のせいか

     

    バスに乗り込むと同時にお休みタイム突入。

     

     

     

    メッツォ湖を右手にヴェローナへ向かいます。遊覧船が遠ざかっていくのが見えました。

     

     

    ロンバルディア州のはずれに位置するマントヴァから

     

    ヴェネト州のヴェローナまでは小1時間の距離。

     

    ロミオが殺人を犯したあと

     

    ヴェローナから逃れて身を隠したのがマントヴァだったのですが、

     

    今でいえば州越しの逃亡ということになるんですね。

     

     

    午後のヴェローナの気温はさらに上昇し、予報はなんと37度!

     

    夜のオペラ本番に向けて体力を温存するため、

     

    当初の予定をショートコースに変更。

     

     

     

     

     

    カステル・ヴェッキオを背景に記念撮影。橋を渡ってお城の中を通り旧市街へ入る計画は断念。あつ〜い!

     

     

     

     

       エルベ広場でみた旧市内を走る観光列車?!

     

     

     

     

    エルベ広場とランベルティの塔。人気もすくない・・・

     

     

     

     

    観光の目玉の一つ「ジュリエッタの家」。今回は私もジュリエッタに触ってきました。ご利益は果たしていかに・・?!

     

     

     

     

     

    日傘を目印に持つヴェローナ在住のガイドさんを先頭にヴェローナ銀座をウインドーショッピング!

     

     

     

     

     

              ヴェローナ銀座散歩、ワンちゃんはそうだね。

     

     

     

     

               恋人たちの街にふさわしいハートのオブジェのベンチ。オシャレ〜!! 

     

     

     

     

     

    ブラ広場は車乗り入れ禁止区域。日陰のカフェでアレーナ(オペラ会場)を眺めながら食事をしている人も…

    17時ってことは、早めの夕食、それともおそ〜い昼食?

     

     

     

    それでも十分暑くて息苦しく、ホテルに到着した時は全員ヘトヘトでした。

     

    ホテルは4年前と同じマスティーノ(Hotel Mastino)で、

     

    オペラ会場まで徒歩5分という抜群の地の利です。

     

    レセプションの若い女性によると、

     

    数年前にあのプラシド・ドミンゴがヴェローナで公演した際

     

    このホテルに家族で泊まったとのこと。

     

    「とっても気さくでいい人だったわよ〜。有名人の気取りがぜんぜん無かった!」

     

    因みにホテルは、3つ星です。

     

     

     

     

     

     

              ホテルの荷物運搬車、小さくて丸っこいフォームがかわいかった!

     

     

     

    今回の滞在は、ホテル本館の通りを隔てた向かい側のオフィスビルの2階でした。

     

    ワンフロアすべてを最新の設備を伴った客室にリフォームしていて、広さも十分。

     

    なんでもこの日がオープン初日らしく、ロビーでウエルカムドリンクの歓迎を受けました!

     

     

     

    夕食は各自で済ませ、20時30分にロビー集合です。

     

    夏の野外オペラですからドレスアップしなくても大丈夫です、とお伝えしていたものの

     

    どうしてどうして、

     

    男性はワイシャツ

     

    女性は華やかなワンピースにショールと

     

    観光中のラフなスタイルとは一変した、世界に名高い野外オペラ鑑賞にピッタリの装いでした。

     

    とりわけご夫婦揃って和装のお二人が圧巻で、

     

    会場までの道すがらずっと、行き交う人たちの目をくぎ付けにしておりました!

     

     

     

     

     

     

    オペラ会場の古代闘技場アレーナの前で記念撮影。この後、後方に見える1番ゲートから入場しました。

     

     

     

     

    今晩のプログラムは、G.ヴェルディの代表作の一つ『リゴレット Rigoletto』です。

     

    初演は1851年3月11日。

     

    ヴェネツィアが誇るフェニーチェ劇場において

     

    38歳のヴェルディ自身が指揮をとったこの日の公演は拍手喝さいに包まれました。

     

    その後、ドイツ、オーストリア、イギリスなどヨーロッパはもとより

     

    アメリカでも大絶賛を浴び、

     

    ヴェルディの名を不動にした出世作と呼ばれるオペラ、と聞けば期待も膨らみます。

     

     

     

     

     

     

                             チケットを切ってもらい、中に進みます。

     

     

     

     

                    内部の赤いカーペットと赤い幕が、不思議とむき出しの遺跡にマッチしています。

     

     

     

     

    舞台背景は、午前中に見てきたあのマントヴァの宮殿。

     

    ゴンザガファミリーの肖像画に感動した「結婚の間」はあのあたりだったかなぁ、

     

    などど、ステージ上のサン・ジョルジョ城を関心をもって眺められるのも

     

    本物をみてきたからこそ!

     

     

     

     

     間もなく21時というのにこの明るさ。月が輝いていました。

     

     

     

     

    第3幕で歌われるマントヴァ公爵によるテノールのアリア「女心の歌」は

     

    オペラ通でなくても一度は聴いたことがある名曲中の名曲。

     

    このオペラは悲劇であるにもかかわらず、

     

    あまりにも有名なこのアリアの軽快でのびのびととした旋律に

     

    長いこと「リゴレット」は明るく楽しい内容だと思っていたのは、私だけ?!

     

     

     

               幕間の休憩タイムに1階席専用のスタンドで購入したスパークリングワインを片手にするRさん

     

     

     

     

                       ステージ真下のオーケストラボックス。

     

     

    21時に開演した全3幕の公演は、あいだに2回の休憩時間を挟み、24時少し前に終了。

     

    「女心の歌」の余韻が心地よいなか、

     

    少し涼しくなった夜のブラ広場を後にしてホテルに戻りました。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     


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