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2017 北イタリアのプチバカンス9日間 ツアーの報告(5) 南チロルの魅力

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    2017年7月7日(金) 4日目  レノン鉄道と高原ランチ

     

     

     

    今日から2日間は北上して、旧オーストリア領のトレンティーノ=アルト・アディジェ州で過ごします。

     

     

    ヴェローナから高速道路で約2時間、

     

    滞在ホテルがあるボルツァーノ北インターに到着しました。

     

    そこからまっすぐ向かったのは、レノン高原行のロープウェイ駅です。

     

     

    4分間隔で運行するロープウエイはご覧の通り広さもたっぷり。

     

     

     

    2009年に現在の新車両が導入されましたが、

     

    30人乗りの大型ロープウエイはわずか12分で標高差950mを上りつめ

     

    あっという間に1221m地点に位置するソプラボルツァーノに到着しました。

     

     

     

     

              眼下のボルツァーノがみるみる小さくなっていきます。

     

     

     

     

        ソプラボルツァーノのロープウエイ駅。ここはドイツ語・イタリア語の2重表記ですが、メインはドイツ語圏。

        すぐ目の前はレノン鉄道のソプラボルツァーノ駅。

     

     

     

     

    ここから、赤い3両編成のレトロ列車、レノン高原鉄道に乗り換えです。

     

    創業は1907年(明治40年)。

     

    当初は下の町ボルツァーノからレノン高原への行楽列車の役割を担っていましたが、

     

    後にロープウエイにその座を譲り、

     

    現在は高原部分のみ7キロ弱を走っています。

     

     

     

     

    平日でも利用者が多い。旅行者だけでなく、地元の人も乗車しています。

     

     

     

    時速30キロでガタゴトゆっくり進むのは、これぞまさに休日のスローテンポ。

     

    今回もまたまた、前回以上に癒された、私の超お気に入りスポットです!

     

     

     

     

     

    車窓から見えるドロミテ山塊。お天気も上々で芝生の緑も輝いて見えます。

     

     

     

     

     

    右手は山、左手には牧場地が広がっていました。

     

     

     

    20分ほどで終点コッラルボに到着しました。

     

    パステルピンクの明るい駅舎がまるでメルヘンの国に着いたような気分にさせてくれます。

     

     

     

     

    コッラルボ駅で記念撮影。みなさん、とっても素敵な笑顔です!

     

     

     

    私たちの到着を待っていたバスに乗り込み、ランチの農家レストランに向かいます。

     

    家畜の糞尿と草が混じりあった匂いがあたりに漂い、ここは正真正銘「農家」レストラン!

     

    でも、なんとものどかな空気に包まれています。

     

     

     

     

    入り口がわからず迷ってしまいました。辺り一面緑の中、1軒だけポツンと建っています。

     

     

    事前にメールでやりとりした時はイタリア語で事足りたので安心していましたが、

     

    パオラというイタリア人名にもかかわらず、奥さんの発するイタリア語はもうほとんどドイツ語!

     

    オーダーしていた内容も、実はよく伝わっていなかったようです。

     

    改めてメニューを見ながら、おススメを確認すると、郷土料理の「カネデルリ」とのこと。

     

    「うちのはスペシャルよ!」の一言に、迷いなくそちらに決めて

     

    まずはビールで乾杯!

     

     

     

     

     

    高原の穏やかな空気、どこまでも続く山並み。ビールが進みます!

     

     

     

     

     

     

     

    レストランご自慢のテラス席から眺めるドロミテの山々は、凛々しくも優しい姿でそびえ立ち、

     

    今日のテーマ「南チロルの高原で過ごす休日」の解放感が体中に広がっていくようです。

     

     

     

    ここでお皿が運ばれてきました。

     

     

    「で、でっかい!!」

     

    「デカすぎる!」

     

     

     

     

     

     

     

    カネデルリはこの地方の伝統料理で、ひき肉を使わないハンバーグみたいなもの。

     

    北イタリアの素朴な農民料理です。

     

    パンと牛乳と玉ねぎにハムや野菜を混ぜてスープでゆでて作ります。

     

    こちらは、スペック(スモーク生ハム)入り、ホウレンソウ入り、チーズ入りの3種。

     

    一般的には丸いお団子形ですが、

     

    このレストランのはユニークな細長い楕円形。

     

    それにしても大きい。通常の2倍はありそうです。

     

     

     

     

    軽くカネデルリを食べてあともう1品くらい・・・の想定は大きく外れ、

     

    これ一品だって食べきるのは難しい。

     

    なるほど、スペシャルに大きいワンプレートランチでした。

     

     

     

     

     

     

        デザートはシンプルにカフェ・アッフォガート。甘いバニラアイスに濃厚な珈琲がたっぷり。

     

     

     

     

    2時間ほどかけてランチを終え、

     

    今日から2泊するボルツァーノのホテルに向かって山を下ります。

     

     

     

     

     

    山の斜面を覆うように栽培されているブドウ。

    温度差と日照時間の長さが冷涼地とは思えないほど良質のワインを産み出します。

     

     

     

    イタリア最高気温を度々レコードしてきたボルツァーノは

     

    この日も午後4時過ぎで35度くらい。

     

    高原の爽やかな空気が嘘のように暑苦しさがまとわりつきます。

     

     

     

     

    チェックイン後は希望者で、ボルツァーノ中心部の「アルト・アディジェ州立考古学博物館」へ。

     

    この博物館が世界に誇るのは、

     

    アルプスの氷河の中から1991年に発見された「アイスマン」(正式名称オーツィ Oetzi)です。

     

     

     

     

              nineteen Living Descendants of oetzi the Icemanより  

            氷河の中からドイツ人ハイカーが偶然発見したアイスマンのミイラ

     

     

     

    約5300年前の人体ミイラとその服飾、携帯品などを展示しています。

     

    真面目なただの博物館と思いきや、どうしてどうして、

     

    大人も子供も楽しめるように様々な工夫がほどこされています。

     

     

     

    今回私たちが思いっきりはまったのがこちら。

     

     

     

     

       州立考古学博物館のHPより 子供用だけにするのはもったいないタッチパネル式学習機?!

     

     

     

    アイスマンの拡大写真が映し出される大型スクリーンのタッチパネルは

     

    見たい部分に触るとミイラの皮膚表面、骨格、筋肉の様子をつぶさに観察できるというすぐれもの。

     

    あまりにリアルで、気持ち悪い∼、がもっと見たい・・・に!

     

    シーンとした館内で、子供顔負けに一番はしゃいでいたのが我らあきたアイスマン探検隊でした。

     

     

     

     

    夕食まで、中心街をぶらり散策。

     


     

     

    夕方のエルベ広場。人通りが途絶えた一瞬。犬を連れて颯爽と歩く女性のスカートが目を引く。

     

     

     

     

     

                   その後、ワンちゃんは・・・。そこは道路の真ん中なんですが〜。

     

     

     

     

    地元の人気ビヤハウスで地ビールを飲みながらフリー夕食を取りました。

     

     

     

     

    夏は何といっても戸外席!車の通らない裏小路は、騒音もなく静かに過ごせました。

     

     

     

     

    おつまみ盛り合わせ。店員の反対を押し切って3人分にしておいて大正解でした。ドイツ系レストランはどこもボリューム満点。

     

     

     

     

     

    前菜の定番「生ハムとメロン」。柔らかいハムにとろける甘さのメロンが程よくマッチ!

     

     

     

     

    最後まで残っていたグリルの肉片一切れを

     

    歩いていた人が、スッと持ち去る珍事件発生!(浮浪者が狙っていたもよう。)

     

     

     

    カラスが食べ物をかすめていく話はよくありますが、

     

    まさかこの治安の良いボルツァーノで、人が持ち去るとは・・・

     

     

     

    それまで感じの悪かった店員がすぐにお詫びに来て、

     

    肉のグリルをもう一皿提供してくれました、めでたしめでたし〜!

     

    でももう入りません!

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     


    2017 北イタリアのプチバカンス9日間 ツアーの報告(4)ヴェローナ散策と野外オペラ「リゴレット」

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      2017年7月6日(木) 3日目 午後)ヴェローナ観光と夜の野外オペラ鑑賞

       

       

       

      午前中のものすごい暑さと、ランチでふくらんだお腹のせいか

       

      バスに乗り込むと同時にお休みタイム突入。

       

       

       

      メッツォ湖を右手にヴェローナへ向かいます。遊覧船が遠ざかっていくのが見えました。

       

       

      ロンバルディア州のはずれに位置するマントヴァから

       

      ヴェネト州のヴェローナまでは小1時間の距離。

       

      ロミオが殺人を犯したあと

       

      ヴェローナから逃れて身を隠したのがマントヴァだったのですが、

       

      今でいえば州越しの逃亡ということになるんですね。

       

       

      午後のヴェローナの気温はさらに上昇し、予報はなんと37度!

       

      夜のオペラ本番に向けて体力を温存するため、

       

      当初の予定をショートコースに変更。

       

       

       

       

       

      カステル・ヴェッキオを背景に記念撮影。橋を渡ってお城の中を通り旧市街へ入る計画は断念。あつ〜い!

       

       

       

       

         エルベ広場でみた旧市内を走る観光列車?!

       

       

       

       

      エルベ広場とランベルティの塔。人気もすくない・・・

       

       

       

       

      観光の目玉の一つ「ジュリエッタの家」。今回は私もジュリエッタに触ってきました。ご利益は果たしていかに・・?!

       

       

       

       

       

      日傘を目印に持つヴェローナ在住のガイドさんを先頭にヴェローナ銀座をウインドーショッピング!

       

       

       

       

       

                ヴェローナ銀座散歩、ワンちゃんはそうだね。

       

       

       

       

                 恋人たちの街にふさわしいハートのオブジェのベンチ。オシャレ〜!! 

       

       

       

       

       

      ブラ広場は車乗り入れ禁止区域。日陰のカフェでアレーナ(オペラ会場)を眺めながら食事をしている人も…

      17時ってことは、早めの夕食、それともおそ〜い昼食?

       

       

       

      それでも十分暑くて息苦しく、ホテルに到着した時は全員ヘトヘトでした。

       

      ホテルは4年前と同じマスティーノ(Hotel Mastino)で、

       

      オペラ会場まで徒歩5分という抜群の地の利です。

       

      レセプションの若い女性によると、

       

      数年前にあのプラシド・ドミンゴがヴェローナで公演した際

       

      このホテルに家族で泊まったとのこと。

       

      「とっても気さくでいい人だったわよ〜。有名人の気取りがぜんぜん無かった!」

       

      因みにホテルは、3つ星です。

       

       

       

       

       

       

                ホテルの荷物運搬車、小さくて丸っこいフォームがかわいかった!

       

       

       

      今回の滞在は、ホテル本館の通りを隔てた向かい側のオフィスビルの2階でした。

       

      ワンフロアすべてを最新の設備を伴った客室にリフォームしていて、広さも十分。

       

      なんでもこの日がオープン初日らしく、ロビーでウエルカムドリンクの歓迎を受けました!

       

       

       

      夕食は各自で済ませ、20時30分にロビー集合です。

       

      夏の野外オペラですからドレスアップしなくても大丈夫です、とお伝えしていたものの

       

      どうしてどうして、

       

      男性はワイシャツ

       

      女性は華やかなワンピースにショールと

       

      観光中のラフなスタイルとは一変した、世界に名高い野外オペラ鑑賞にピッタリの装いでした。

       

      とりわけご夫婦揃って和装のお二人が圧巻で、

       

      会場までの道すがらずっと、行き交う人たちの目をくぎ付けにしておりました!

       

       

       

       

       

       

      オペラ会場の古代闘技場アレーナの前で記念撮影。この後、後方に見える1番ゲートから入場しました。

       

       

       

       

      今晩のプログラムは、G.ヴェルディの代表作の一つ『リゴレット Rigoletto』です。

       

      初演は1851年3月11日。

       

      ヴェネツィアが誇るフェニーチェ劇場において

       

      38歳のヴェルディ自身が指揮をとったこの日の公演は拍手喝さいに包まれました。

       

      その後、ドイツ、オーストリア、イギリスなどヨーロッパはもとより

       

      アメリカでも大絶賛を浴び、

       

      ヴェルディの名を不動にした出世作と呼ばれるオペラ、と聞けば期待も膨らみます。

       

       

       

       

       

       

                               チケットを切ってもらい、中に進みます。

       

       

       

       

                      内部の赤いカーペットと赤い幕が、不思議とむき出しの遺跡にマッチしています。

       

       

       

       

      舞台背景は、午前中に見てきたあのマントヴァの宮殿。

       

      ゴンザガファミリーの肖像画に感動した「結婚の間」はあのあたりだったかなぁ、

       

      などど、ステージ上のサン・ジョルジョ城を関心をもって眺められるのも

       

      本物をみてきたからこそ!

       

       

       

       

       間もなく21時というのにこの明るさ。月が輝いていました。

       

       

       

       

      第3幕で歌われるマントヴァ公爵によるテノールのアリア「女心の歌」は

       

      オペラ通でなくても一度は聴いたことがある名曲中の名曲。

       

      このオペラは悲劇であるにもかかわらず、

       

      あまりにも有名なこのアリアの軽快でのびのびととした旋律に

       

      長いこと「リゴレット」は明るく楽しい内容だと思っていたのは、私だけ?!

       

       

       

                 幕間の休憩タイムに1階席専用のスタンドで購入したスパークリングワインを片手にするRさん

       

       

       

       

                         ステージ真下のオーケストラボックス。

       

       

      21時に開演した全3幕の公演は、あいだに2回の休憩時間を挟み、24時少し前に終了。

       

      「女心の歌」の余韻が心地よいなか、

       

      少し涼しくなった夜のブラ広場を後にしてホテルに戻りました。

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       


      第17回イタリア文化サロン「イタリアのバロック芸術」のお知らせ

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        今年3回目のイタリア文化サロンは、

         

        芸術の秋を先取りして「バロック芸術」を取り上げます。

         

         

        「バロック」と聞けばだれもが、バッハやヘンデルに代表される

         

        「バロック音楽」を連想することと思います。

         

        ところが、バロック芸術とは音楽にとどまることなく、

         

        芸術という表現からもわかるように

         

        建築、絵画、彫刻、文学などあらゆる創作活動分野にまたがっています。

         

         

         


         

         

        16世紀の半世紀近くは、キリスト教内部の宗教的対立が続きました。

         

        新興勢力プロテスタント x ローマ法王を頂点とする従来のカトリック

         

        こうした背景を受けて、

         

        ローマ法王側のカトリック信者をプロテスタントに奪われないようにする政策

         

        まさにそれこそがバロック芸術でした。

         

        芸術で感動を与え、「やっぱり救ってくれるのはカトリックだ!」と信者に

         

        思わせるためのツールとして、建築、絵画、彫刻などが

         

        ローマからヨーロッパ中に広がっていったのです。

         

         

         

        ローマを訪れると古代ローマ時代の遺跡もたくさん残っていて、遺跡の街とおもわれがちですが

         

        現在私たちが目にするローマは、

         

        実はバロック発祥の地であり、街中いたる所にバロック作品が溢れる

         

        世界一のバロックの街」でもあるわけです。

         

         

         

         

        ということで、今回は

         

        イタリア、とりわけローマのバロック作品についてご案内してみようと思います。

         

        バロック彫刻の帝王とされるベルニーニ

         

        光と闇のドラマ性を展開し今なお多くの人を魅了し続けるカラヴァッジョ

         

        この二人を中心に

         

        バロックを代表するその他の彫刻、絵画、建築作品を取り上げます。

         

         

         

         

         

        今回は午後の開催にしました。

         

        ケーキはラ・フランスさんのフルーツ・タルトをご用意致します。

         

        美味しいティータイムと共にイタリアの芸術をたっぷりお楽しみいただけたらと思います!

         

         

         

         

         

         

         

        日時 9月10日(日) 13:30~15:00

         

        場所 サンテボーテほほ 秋田市千秋明徳町2−75

           木内デパート向い お堀沿い


        参加費 1700円 (ケーキ・ドリンク付き)

         

         

         

         

         

        お申し込みはクリエイション・マキのお問い合わせフォームからどうぞ。

         

        締め切り 9月8日(金)

         

         

        皆様のご参加をお待ちしております。

         

         

         



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