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第2回イタリア文化サロン〜クリスマス特集〜の報告

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    12月14日(土)、クリスマス特集と題して
    第2回イタリア文化サロンを秋田市のコミュニティースペースENで
    開催致しました。
    *通算3回ですが、秋田市開催としては第2回です

    ドカ〜ンと雪が降った後で、寒さと足元の悪い中でしたが、
    今回は7名の皆様にご参加頂きました。
    お集まり下さった皆さま、ありがとうございました。 


    クリスマスらしい飾り付けでお出迎えをと思い、
    クリエイション・マキのスタッフの佐藤が、家族でローマに滞在していた折に
    購入して、毎年佐藤家の自宅の玄関をイタリア色に演出している
    <プレゼピオ>を借りて並べてみました。



     

    歩道橋を背景に並ぶお人形たちは、どこか不思議な雰囲気を醸し出していますね。

    さて、クリスマス特集の内容は

    1.クリスマスの意味

    2.イタリアのクリスマスの意外な過ごし方

    3.クリスマスの必見はコレ!

    4.クリスマスに旅行に行くなら・・・の4つ。

    イエス様の誕生を祝うキリスト教最大の宗教行事がイタリアのクリスマスなので、
    クリスマスという言葉も、誕生日を意味するNATALE(ナターレ)です。

    イルミネーションで街中がキラキラと思いきや、ローマは実は地味でどこかレトロ
    昨年から始まった、秋田の<なかいち>前の方がよっぽど華やかです。



    こちらはローマ一の高級ショッピング街、スペイン広場に通じるコンドッティ通りの
    今年のイルミネーション。これでも以前よりは明るくなったと思います。

    まぁ、イタリアは電気代がもの凄く高いので、わかる気もしますが・・・

    クリスマスディナーは、カップルでローストチキンをメインに・・・と思いきや
    これが何と、イブの夜は肉料理は食べません!
    お魚料理一色です。
    一番人気は、何と言ってもこの一品、
    そうそう、<ボンゴレのスパゲッティ>。



    イタリア中で、クリスマスが近づくとボンゴレの値段が高騰します。

    そして、イブは家族そろって食卓を囲む日でもあります。
    普段は離れている親子が、親戚が、みんなで一緒にクリスマスを祝うのです。
    日本の大晦日にあたる、と考えればわかりやすいかと思います。
    フルコースの夕食が延々と続き、12時になると家族間でプレゼント交換が始まります。

    イタリアのクリスマスに欠かせないのは、冒頭の写真で紹介した<プレゼピオ>。
    プレゼピオ>とはイエス様の降誕の場面をあらわす人形たちのことで、
    どこの家庭でも必ずこれを飾ります。
    今から800年ほど前、アッシジの聖フランチェスコが、
    信仰を民衆に広めようと、イエス様誕生の場面を視覚化した人形を置いたのが
    その起源といわれています。





    24日の真夜中12時になると、飼い葉桶に幼子イエスの小さな人形を置く、という
    細やかな演出をする家庭も多く見受けられます。

    そんな訳で、カップルでデートなんてとんでもない!
    第一、外食したくたって開いているレストランがありません。
    みんな自分の家で、家族とお祝しているのですから。

    クリスマス時期に旅行に行って、ロマンチックな本場のクリスマスを体験、
    と思っている方はご用心。
    下手をすると、夕食無しの悲しいイブになってしまいますよ!

    イタリアのクリスマスケーキは、最近日本でもよくお目見えするようになってきました。
    ミラノのパネットーネと、
    ヴェローナのパンドーロが2大人気です。

    どちらも日持ちするので、
    クリスマスの前後1か月くらいから、朝食となって食卓に登場したりします。
    私もよく食べていました。

    今回は、ドンクの大型パネットーネを
    ティータイムに切り分けてお出ししました。




    伝統的なパネットーネは、
    干しブドウの他、砂糖漬けのドライフルーツが何種類も入っているのですが、
    食に関しては比較的保守的なイタリアでも、
    最近は若者を中心にライト志向が高まり、
    比較的あっさりした干しブドウのみのタイプも多く販売されるようになってきました。

    個人的には、
    切った時の色が長崎カステラを思わせる
    パンドーロ(金色のパンの意味)の方が好きかなぁ。
    黄色に白の粉砂糖が、なんとも優しい気持ちにさせてくれます!



    第2部は、佐藤による「絶対見逃せないあの街、この街シリーズ2」
    今回は、<ローマのクリスマス風景>をスライドでご覧いただきました。

    プレゼピオの人形市が立つナボーナ広場



    ローマ法王のクリスマスメッセージが発せられる
    サン・ピエトロ大聖堂




    中に入ってミサへの参列は、難しいですが
    25日のサン・ピエトロ広場で、法王様が世界中の言葉で
    「クリスマスおめでとう」と呼びかけるのを聞くのは、楽しいですよ。

    時間が許すなら、夜の大聖堂も素晴らしいです。
    是非行ってみて下さい。




    第3部の「すぐに使えるイタリア語教室2」は
    コーヒーをコーダーしてみよう!>

    みなさん、短時間で
    コーヒー、カプチーノ、紅茶、ビール、そしてアイスクリームのオーダーを
    しっかりマスターなさいました!



    ご参加、本当にありがとうございました。

    次回は3月16日(日)、「南イタリア大研究」を予定致しております。
    詳細はこちらのページでご案内させて頂きますので、お楽しみに!


    第3回 イタリア文化サロン開催のお知らせ〜クリスマス特集〜

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       木の葉もすっかり落ちて、街の色が一変しました。
      早いもので、今年ももう12月。
      冷たい空気にクリスマスのイルミネーションが映える季節となりました。

      さて、2回目となる「ワンランク上のイタリア文化サロン」は、
      イタリアのクリスマスのお話>と題して、クリスマス特集を企画致しました。

      ヨーロッパのクリスマスってどんな感じ?
      本場カトリックのクリスマスのお祝って何をするの?
      クリスマスディナーのメニューは?

      映画などで何となく知っているような欧米のクリスマスシーン。
      でも、実際のところふつうのイタリア人は一体どんなクリスマスを過ごすのでしょうか?
      そこで今回は、日本ではなかなか紹介されない、イタリアならではの
      クリスマスについて楽しいお話を準備致しました。





      日本とは全然違う、びっくりするような一面を発見できることと思います。
      また、この時期にイタリアへの旅行を考えている方への役立つ情報もお伝えします。

      前回に続く「見逃せないあの街、この街」シリーズでは、ローマのクリスマス風景について
      スライドを見ながらお話致します。
      カトリックの総本山、サン・ピエトロ大聖堂前に広がるサン・ピエトロ広場には、
      大きなクリスマスツリーと並んで、
      毎年等身大のクリスマスの人形、プレゼピオがお目見えします。
      このほか、ローマならではの表情をお伝え致しますのでお楽しみに!



      そして今回のティータイムには、
      イタリアのクリスマスケーキパネットーネ>をご用意致します。



      日本でお馴染みの生クリーム系ケーキとは一味違う、
      イタリア伝統のクリスマスケーキで、
      一足早いイタリアのクリスマス気分を味わってみましょう!

      <第2回サロンの詳細>

      日時 12月14日(土)  14:00〜16:00

      場所 秋田市大町2丁目1−11 (菓子舗栄太郎大町店内) 
          コミュニティースペース EN

      参加費 1600円(コーヒー・ケーキ代含む)

      定員 先着12名

      お申し込み・お問い合わせは下記のお問い合わせフォームからEmailにてどうぞ。
      tsuchida-makiko.com

      2013夏の北イタリア旅情 ツアーの報告10〜 野外オペラ「アイーダ」鑑賞〜

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        いよいよ旅のハイライトの一つめ、野外オペラ鑑賞が始まる。

        各自夕食を済ませ、20:40にホテルロビー集合。
        夏の野外ということで、比較的ラフな格好でも大丈夫なのだが、
        全員プチオシャレして、華やいだ雰囲気でアレーナに向かう。



        やはりヨーロッパの夏は日が長い。
        まもなく21時とは思えない薄暮の中、ほどなく会場に到着して、
        まずは全員で記念撮影。
         




        お席はS席相当のポルトロニッスィメ・ゴールド(poltronissime gold)で、
        平土間席の前から8列目の中央部。
        gate1と表示されたアーチをくぐって、野外劇場内に入る。




        既に8割ほどが着席している。
        後方には午後に見た外周の一部に最後の夕日があたり、
        階段席のあたりをオレンジの光で包んでいる。



        これまで2度、ヴェローナ野外オペラを鑑賞したことがあるが、
        いずれも階段桟敷席だった。今回の平土間席は、同じ野外オペラ会場とは
        思えないほど、舞台が間近で臨場感が今から湧き上がってくる。

        ステージは・・・と見ると



        写真提供:工藤 修氏

        工事現場のクレーンのようなものが舞台中央にドーンと立っている。
        いくらイタリア時間、とはいってもこの状態でこれから舞台設定したら、
        いったい開演は何時になるのか?

        21:15。開演時刻。
        Tシャツ姿のヘルメットをかぶったスタッフらしき人たちが、クレーンに背を向け、
        中央アーチの向こうに消えていった。
        そして、舞台両サイドから、オペラ衣装とはおよそ程遠い
        近未来の宇宙服のような光る素材を身に付けた人たちがゾクゾクと登場。

        なんだ、なんだ、と思っているうちにこの前衛的アイーダは始まっていた。
        意表を突く展開。
        100周年の記念すべき年に、イメージを全く覆すような演出効果を狙っていたのだ。

        第一幕の終盤には、あたりはすっかり暗くなっていた。

        周囲の深い蒼色を背景に
        アレーナの最上席に次々に火を手にした男たちが並んでいく。



        例のクレーンも怪しげなオレンジ色に輝き、今ではすっかり舞台装置として溶け込んでいる。

        音楽はもちろんだが、この独創的な視覚効果に観客は驚きと期待を膨らます。
        オペラ初心者の私の様なものでも、純粋に楽しめそうな演出だ。

        やがて約20分の休憩タイムになった。


        写真提供:進藤 智恵美氏

        1階の平土間席の観客専用にかなりちゃんとしたバールが併設されていた。


        写真提供:進藤 智恵美氏

        高いお席には、それに見合ったサービスが提供されるというわけだ。
        ワイングラスはもちろんガラス製。。
        一方、階段桟敷席はスポーツ観戦のスタジアムのように、売り子が回って歩く。
        同じアレーナでオペラ鑑賞しても、上と下では全く異なる世界が存在する。



        写真提供:進藤 智恵美氏




        最高のアート鑑賞には、良く冷えたプロセッコがお似合いだ。



        ここからは、舞台の様子を写真で紹介してみよう。

        休憩時間のオーケストラボックス。

        写真提供:進藤 智恵美氏

        砂漠を表現した金褐色の巨大な布が、舞台後方の階段席を覆う。
        本物の満月(右)とクレーンから吊るされた舞台用満月(左)のダブルフルムーン。


        写真提供:進藤 智恵美氏

        アイーダで最も有名な第2幕の「凱旋行進曲」を高らかに演奏する
        トランペット奏者たち。


        写真提供:進藤 智恵美氏



        写真提供:進藤 智恵美氏


        写真提供:進藤 智恵美氏

        アレーナのアイーダの最大の見ものは、
        その広いステージを駆使して、本物の動物たちが登場するところ。
        以前観た時も、たしか馬が十数頭、他にも動物たちがステージを占領し、
        古代遺跡を使った野外オペラのスケールの大きさを実感した。

        さて今回は・・・・と期待していると、


        写真提供:工藤 修氏

        なんということか。
        巨大な組み立て人形のような像が、舞台左から現れてくるではないか。

        続いてはラクダだろうか。


        写真提供:進藤 智恵美氏

        姿を現す動物はすべて、大きなぜんまい仕掛けのように
        大勢の人間を引き連れてゆっくり現れては舞台裾に消えていく。

        人間が着ている縞模様のツルッとしたコスチュームは、
        まるで、動物たちに仕える蟻のようだ。


        写真提供:工藤 修氏

        クライマックスは、古典的演出だと分かりにくい、
        主人公アイーダと彼女の恋人であるエジプトの将軍ラダメスが
        神殿の地下牢で歌いながら息絶える場面。

        今回の演出では、
        クレーンの前に設置された銀色に光る巨大なボードが
        徐々に倒れてきて、
        地上にいるエジプト女王アムネリスと、地下牢の二人を対照的に浮かびあがらせる。
        何とも見事な閉め方だった。

        終演後、再び銀色のボードが立ちあがり、
        鳴りやまぬ拍手喝采に、出演者たちが総出で応えていた。


        写真提供:進藤 智恵美氏

        主人公のアイーダ役、ソプラノのヒュイ・ヘー(Hui He).


        写真提供:工藤 修氏

        素晴らしい声量で観衆を魅了した、
        エジプト王女アムネリス役のダニエラ・バルチェッローナ(Daniela Barcellona)はイタリア人。
        体もボリュームたっぷりで、ひときわ大きな拍手をさらった。


        写真提供:進藤 智恵美氏

        今回の超モダンな舞台は、演出家フラ・デルス・パウスによる。
        ちなみに100周年記念祭の今年は、6月14日の開幕公演から前半はこの前衛バージョン。
        後半の8月以降は、1913年当時のステージデザインの復活バージョンという2本立てで
        構成されている。

        時間が許すならば、見比べも興味深いに違いない。

        アレーナを後に頭上高く照らす満月の下、ホテルに帰着。
        時刻は午前1時少し前。
        なかなか興奮が覚めない。

        ボリュームある長い一日、イタリア滞在3日目が終わった。


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